有名人姓名判断のブログ

今話題の有名人の運勢を古神道由来の数霊術姓名判断にて占ってみたいと思います。

風水によって選ばれた地2


高野山での修行や荒行は、人に「気づき」をもたらすと共に、人の「器」を鍛えるものでもありました。「器」とは文字通り「入れ物」です。入れ物が小さければインプットもアウトプットも小さくなり、得られる報酬や幸福、社会に貢献出来る度合いも小さくなってしまいます。より多くのお金を稼ぎ、より大きな幸福を得たいと望むのならば、まずは受け皿である器の容量を大きくする必要があるのです。

もっと簡単に器を鍛える方法は、自分よりもデッカイもの、雄大なものを「見る」ことです。高野山の大自然はまさにうってつけの教材で、自分が虫けら同然に思える程おおらかな自然の中に身を置けば、人の器も自ずと大きくなって行きます。同様の効果は、朝日や夕日を眺めたり、落差のある滝の前に座ってみたり、優れた芸術作品や色彩の美しいものを観る事でも得られます。

ポイントは「視覚」です。視覚による情報は1秒間に1000万ビットと五感の中でも最も情報量が多く、延髄をダイレクトに刺激します。すると前頭葉のスイッチが入り、左前部前頭葉に血流が集まって行く。前頭葉が発達すれば視野が広がり、責任感や創造力が高くなる。それが「器が大きくなる」という事です。

当然ながら、空海が生きた1200年前には脳科学という概念すらありません。しかし環境が人の「財・体・心」に大きな影響を与える事や、ある種の場所や建物には運を呼び込む、あるいは遠ざける力がある事は、はるか数千年の昔から経験則として知られていたのです。


←松永修岳先生著書「空海の財運術」の「第2章  〝風水〝で財運を招き育てる」から引用


今回は「より多くのお金を稼ぎ、より大きな幸福を得たいと望むのならば、まずは受け皿である器の容量を大きくする必要があるのです」という箇所に着目しました。

人の器→入れ物→度量→肝っ玉の大きさという事でしょうか。例えば小言の多い上司や旦那様(中には奥様?)から文句を言われる度に「また始まった、もう勘弁してよ」と消極的にとらえ嫌な思いをされる方が殆どだと思います。

しかし、禅の世界でいう「有りを有りとして有りのままに観る」方法が身に付きますと、自分を取り巻く世界は良い方向へ一変します。上司や旦那様や奥様の小言が始まったら「よし、始まった!」と相手の目を観ながら新しい発見を楽しみに淡々と観賞します。「さあ、今日はどんなことを言うのかな」「今日は何に対して怒っているのかな」「今日の怒り具合は上中下のどのクラスかな」等と有りのままに観賞するのです。

上司や旦那様や奥様の怒りのほとんどは「勘違い」から発生していますので、直ぐに言い訳をしたり反論するのは火に油を注ぐ結果となります。上級者ほどじっくりと相手の言い分を聞いて、相手が自ら自分の怒りの勘違いに気付くまで「有りを有りとして」淡々と聴いてあげます。こうなるともうボランティアの世界ですから、こちらは徳を積みながら幸福の階段を上ります。

この法則は、私が結婚式場の事業部長や不動産建設会社の営業部長として、沢山のお客様の「クレーム処理」を直接経験した中から授かったものです。