仕事で結果を出している人の多くは、プライベートな趣味だけではなく、仕事そのものにも「はまって」います。仕事にはまる事と、好きな仕事をする事は違います。好きな事を仕事にするのは素晴らしい事ですが、それだけでは成功できるとは限りません。

好きで始めた仕事でも、ビジネスにはつらい事、苦しい事がつきものであって、そこで心が折れてしまう人は沢山います。大切なのは、つらさの中にも楽しみを見出し、仕事にはまる事です。そのためには「この仕事が終わったら旅行しよう！」「美味いものを食べに行こう！」と言うように、仕事をやり遂げた後の楽しみを心に描くのが効果的です。

また、常に「貢献」を意識して仕事に取り組む事も大切です。自分の仕事が社会にどう役に立つのか、誰を助けたり喜ばせたり出来るのかをイメージすれば、自然とモチベーションが上がり、つらい場面も笑顔で乗り切れるようになります。

仕事の中に楽しみと貢献を見出せば、あなたの仕事は今よりずっと心踊るものになります。それが″仕事にはまる″という事です。

←松永修岳先生著書「空海の財運術」の「第6章楽しんで稼ぐ成熟時代の生き方」から引用

今回は最後の部分「仕事の中に楽しみと貢献を見出だせば、あなたの仕事は今よりずっと心踊るものになります。それが″仕事にはまる″という事です」という箇所に着目しました。

私は10年勤めた不動産建設会社を高給の他の役員2名と共に銀行命令でリストラされましたが、1年後にはその会社に専務待遇で呼び戻されました。創業50年のその会社のオーナー会長は、他の会社へ移り商事会社の事業部長として活躍している私の噂を聞き付けて、長男のダメ社長に見切りをつけて私に会社の命運を託したのです。

3ヶ月後には取締役専務となり1年後には代表取締役社長となりましたが、それからが大変でした。毎月、融資銀行から返済請求されて、まるで針のむしろ状態でした。しかし10年前に私を営業マンとして採用してくれた会長に恩返しをするのはこの時とばかりに必死で耐えて頑張りました。

週末には、繁華街のスナックへ通ってお気に入りのホステスを指名して独占し、カラオケを歌いまくり呑みまくりました。多い時は一晩で8～10万円位使いキャッシュで払っていました。

社長業も銀行から責められるうちに、経営再建のアイデアを授かる楽しさを見出だしました。銀行と協力して次々に売上向上・経費削減・負債返済を実行して行きましたら、社長就任1年後の決算では経常利益が出せるようになりました。

会長が顔をくしゃくしゃにして「ありがとう！ありがとう！」と連呼してくれた姿が、今でも忘れられません😆💕✨