決断力
決断しないことは、時として、
間違った行動をとるよりもタチが悪い。
ヘンリー・フォード(実業家/アメリカ)
ビジネスを真面目に真剣にやろうとしている人は誰でもわかることだが、一番困るのは上司が決断しない人の時だ。
たとえ間違っていても、決断してくれるなら違っていたことがわかるので次に進める。
ところが何も決断しないと、いいのか悪いのか、わからないのだ。
日本人は世界でもトップクラスの(私は一番だと思う)ビジネス力がある。
ただ弱点は、偉くなればなるほど、上に行けば行くほど、決断力が弱くなるということだ。
江戸幕府は三百年前にとても優れた武士達の子孫で切り盛りされていた。
しかしペリーが黒船でやってきて脅して開国を要求した時、誰も決断できなかった。
面白いのは(英明といわれる)老中安部正弘が、日本人一般に解決策を求めたことだ。
それこそ八百屋のオヤジまで国政に口を出し、意見書を出したのが日本人らしい。
結局、決断力ある最下級武士、勝海舟が登場してきて、相手も決断力ある西郷隆盛や西欧の代表達となって、時代が動いて行ったのだ。
←遠越 段 著書「心に火をつける言葉」の「Ⅲ信念」からご紹介させて頂きました。
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