「良い仕事」とは、誰も見ていない時に、キチンとやる事である。

ヘンリー・フォード（実業家/アメリカ）

誰も見ていない所で仕事をキチンとやれる人は、間違いない人である。

必ず大きな仕事をやり遂げる、任せても大丈夫な人である。

一方、パフォーマンスばかりに気をとられる人がいる。

どちらかと言うと、こちらが多いかも知れない。

しかし、仕事の能力が上がるにつれ、人としての成長がはかられるかどうかについては、誰も見ていない所でしっかりやれる人に軍配が上がる。

こういう人はいつの間にか、人が見ていようがいまいが、一番やらなくてはならないのは何かを考えるようになる。

こうなるとしめたものだ。

人の目が気になるのは、人間である以上仕方の無いようなものであるが、人は見ていなくてもわかる人にはわかる事に気が付くのである。

これは本当に仕事に打ち込んでいるうちにそうなって行く。

その境地になれた人は、フォードも大評判を得たように、どこでも何でも通用する人となる。

←遠越  段  著書「心に火をつける言葉」の「Ⅰ行動」からご紹介させて頂きました。