ちょっと前になりますが〝野菜スープが身体にいい〝というので一大ブームを巻き起こしました。ずっと前には〝紅茶きのこ〝が騒がれたこともありましたし、どうも現代の日本人は、安直に健康を手に入れようと思っている感じがします。

古代中国の皇帝が探し求めた「不老不死の妙薬」ではありませんが、これを食べれば身体にいいという食べ物や薬を求めるのは、人間の常なのかも知れません。

この本は人間の持つ自然治癒力がテーマですが、ではこれを食べれば自然治癒力が高まるという〝特効食〝はあるのかというと、残念ながらやはり無いのです。食べ物は体内に取り込まれると、様々な反応を引き起こします。膨大な量の食品一つに対して、その反応をつぶさに調べることは不可能です。例えばある食品が、身体の発がんのメカニズムを促すらしいということになれば、それはすぐ実験され解明されるでしょう。そういうマイナス面の排除は緊急の課題ですが、これを食べれば免疫力が高まるというブラス面は、さほど急ぐ問題でもないし、またその効果や因果関係は中々単純に結論付けられないものなのです。

理想的な食生活とは、万人に共通したマニュアル的なもので提示できるものではありません。従って、誰にも当てはまる自然治癒力を高めるための〝特効食〝を定義付けることはできません。強いて言えば、一人ひとりがそれぞれの生活の場で、ライフスタイルや体調に合わせ、その時々に「美味しい」と味わい喜べる食事、それを感謝の心を持って楽しむということになるでしょうか。

←帯津良一著「自然治癒力」からご紹介させて頂きました。

☆「古代中国の皇帝」という言葉で思い出したことがあります。

子供達が大きくなり夫婦生活もマンネリになっていたある晩のことです。「あなた、最近淡白ね」という家内がふと漏らした言葉にカチンと来ました。確かに会社で出世するにつれて責任も大きくなり、家に帰ればヘトヘトで寝るのがやっとという生活が続いていました。

そこで、私の負けじ魂に火が着いて「今に見ておれ」と情報収集に古本屋巡りを始めました。するとある本屋さんで凄い本を見つけました。

古代中国の皇帝が三千人の宮廷奥の院の女性達を相手にするのに活用した房中術を詳しく解説した「素女経」という本でした。仙女が皇帝からの質問に答える形式です。

要は「接して漏らさず」で女性をいかに悦ばせて昇天させるかの凄い方法が書いてありました。「手や足の指先から心臓に向かって愛を込めてゆっくり優しく愛撫して行く」というものです。

これを実践した夜には家内から「うわぁ~~~凄い！どこで遊んで来たの？」というひと言が発せられました💕💕😌💕💕