人にはそれぞれ違う身体の性質「体質」があります。「体質」は本来、平衡がとれたニュートラルなものです。けれども場のゆがみ、つまり身体の秩序のゆがみが症状となって体外に出て来てしまうのが、虚弱体質・アレルギー体質・冷え性・暑がり等、私達が考えている「体質」なのです。

私達は「体質は生まれついてのもので一生変わらないもの」という捉え方をしがちですが、身体の秩序のゆがみが表れているのが体質ですから、日毎変化して行くものなのです。例えば、子供の時に病弱だった人が、病気一つしない丈夫でたくましい青年になり、逆に若い時はスポーツマンで頑健そのものだった人が、わりと早くから老け込んでしまうことがあります。

そして、そのように日々変化して行く体質に大きな影響を与えているものの一つが、食べ物です。逆に言えば、体質は食品の持つ〝個性〝を上手く利用することによって、改善して行くことが出来るわけです。これは中国医学でいう〝食養生〝の発想です。食養生は体質を見つけ、それに合わせた食事をすることで「場」のゆがみ（体質）をニュートラルの状態に持って行くことを目的としています。

←帯津良一著「自然治癒力」からご紹介させて頂きました。

☆私は母から聞いたところによると、生まれて間もなく「急性消化不良」になり、お医者さんから「万一の時は覚悟しておいて下さい」と言われたそうです。そのせいか小さい頃はお腹の調子が悪くよくお腹を壊していました。

またアレルギー体質で玉子を食べ過ぎたりするとじん麻疹が出ていました。小学生の時には父が作ったぶどう酒をこっそり飲んでじん麻疹になってバレてしまい、こっぴどく叱られたこともありました。

しかし、大学1年の時に肺結核になって休学・入院・早期完治退院して以来、体質が変わってしまったのか、この50年以上不思議と病気をすることは無くなりました。

よく「恋をすると人間が変わる」等と言われます。その肺結核入院の時に彼女の勤務先の大阪から鹿児島の結核療養所まで遠路お見舞いに来てくれた「初恋の人」の心打ち震えるような励ましが、私の体質をすっかり変えてしまったのです😌🌸💕