ある時、地方の開業医に健康の秘訣を聞いたことがあります。その先生は90歳に手の届こうという年ですが、まだかくしゃくとして非常にお元気です。先生の日常は、毎日病院に出て午前中に外来患者を数人診察します。これは仕事として頭を使うし、適度の緊張もあって自分の身体にはよいと言います。やはりいくつになっても、自分の仕事を持っていることは大切です。

そして息子さんが院長をされていることもあり、午後は診察しません。自宅に戻り、粘土をひねって壺や皿を作っています。趣味の陶芸にいそしんでいるのだそうです。昼までは適度に緊張し、午後は自分の好きなことをしてリラックスする。一日の生活にリズムとメリハリがあり、きわめて理想的な日常生活と言えるでしょう。

また外食を避けて必ず家で食べるようにしているということでした。と言うのは、その時々の自分の好みに忠実に食べられるからだと言います。確かに外食ではメニューも限られ、また場合によっては連れの人と注文を合わせる必要もあります。出てきたものの量が多くても残すわけにいかず、食べたいものを自分に合った量だけ食べるというわけには中々行きません。そういう不自然さを避けるということです。

←帯津良一著「自然治癒力」からご紹介させて頂きました。

☆「これは仕事として頭を使うし、適度の緊張もあって自分の身体にはよいと言います」「やはりいくつになっても、自分の仕事を持っていることは大切です」「一日の生活にリズムとメリハリがあり、きわめて理想的な日常生活と言えるでしょう」

これらは定年後の健康生活にとても大切なことを示唆していると思います。

私は会社の都合で定年を1年延長して61歳で地方の建設不動産会社を退職しました。そして自分のやりたい研究を深めるために上京してから丁度10年になります。

当初、都心部の不動産会社に仮採用で入りました。幸運なことに昔の人脈を生かして商業ビル売却の元付けとなり、3ヶ月以内には売却が成功してその不動産会社のために高額仲介手数料を得ることが出来ました。勿論、私の手元には数年遊んで暮らせるだけの高額歩合が入りました。

3年前にコロナウイルス感染症が流行し始めてからは、用事がある時だけ出社するフリーランス状態でマイペースを貫いています。昨年末には会社で購入予定であった多摩地区駅近の1棟物賃貸マンション9階建40戸の現地調査を行って、会社で無事購入完了しました☺️