水を満たせば倒れる器、銭でいっぱいになれば割られる貯金玉。

人生とはこうしたものだ。

無の境地に身をおき、不完全な状態に甘んじていることが、君子として最も安全な道である。

＜水を満たせば倒れる器＞

原文は欹器（いき）。

水を半分入れればちゃんと立つが、水を満たせばひっくり返えるように作られている。

中国古代の君主は中庸の徳を身につけるため、この器を常に身辺に置いて反省の具としたという伝説（孔子家語など）がある。

←洪  自誠  著「菜根譚」からご紹介させて頂きました。

☆私は、転職して初めて建設・不動産会社の営業マンの世界に飛び込んだ時は、4人の子供達がいたので20万円の基本給だけでは厳しい生活でした。家内もパートをしながら子育てに頑張ってくれましたが大変でした。

しかし、入社後1ヵ月位過ぎてコツが分かってくると、不思議なもので次から次へと面白い様に契約が取れるようになりました。丁度、新規分譲地の売り出しと重なったこともあり、分譲地に新築住宅がセットで面白いように契約出来ました。一日に3区画+新築3棟の契約が出来たこともありました。

入社3ヵ月経過すると会社側もあわて出しました。基本給20万円+歩合給50万円も稼ぐようになったからです。そこで営業課長へ昇進して、大幅昇給して歩合給の代わりにボーナス査定となりましたが、生活は随分と楽になりました。さらに成績を上げたので入社6ヵ月目には営業部長となり、その後、取締役営業部長→専務取締役→11年目には社長となりました。

私は社長就任の2期4年間で赤字経営を黒字化して会長の長男さんへ社長の座を無事に引き渡すことが出来ました。しかし、私の器はそこで一杯いっぱいとなり、新天地へ飛び立つことにしたのです👊😆🎵