有名人姓名判断のブログ

今話題の有名人の運勢を古神道由来の数霊術姓名判断にて占ってみたいと思います。

腰痛・膝痛が起こる仕組み2


このように正しく病態の把握が出来ると、本来痛みというのは疲労した筋肉を助けるための反応の一側面であることが理解出来ます。また筋肉の周りのその下にある骨や関節も同じ間葉系の組織(外胚葉と内胚葉以外の組織)で、同じ血管神経支配を受けているので、筋疲労がとても強い時は血流障害が骨や関節にまで起こって、組織障害を伴う程にまで進んでしまうこともあります。すると治癒反応として、そういう所に血流が押しかけて行って、痛みを出しながらも治るわけです。

結局痛みというのは、筋肉や関節組織を修復するために起こっている反応なので、本当は積極的に進めてやるべきことであり、止めることではないわけです。実際、しっかりと休んで血行を良くすれば治る痛みは沢山あります。例えば、スキーをして筋疲労を起こした時に、温泉に入ったら嘘みたいに痛みが軽くなったという経験を持っている人は結構いるのではないでしょうか。同じ様に腰痛・膝痛も、痛んでいる場所が血流をもっと欲している状態なのですから、治療としてはどんどん血行を良くすることが必要です。

一方、消炎鎮痛剤の作用とはどういうものでしょうか。消炎鎮痛剤は血管を開く物質であるプロスタグランジンの産生を阻害する薬剤ですから、血管を閉じる様働きかけます。押しかける血流、押しかける痛み物質が止められる訳ですから、痛み自体は一時的に止まります。しかし血流を止めている訳ですから、同時に組織修復自体も止めてしまいます。消炎鎮痛剤は、湿布薬にも使われることでもわかるように、血流を止めるからよく冷えます。痛み物質の産出を抑えた上に冷やしてしまえば、痛みを感じなくなりますが、同時に治癒反応を止めてしまっている訳ですから、結局疲労の回復も、組織の修復も起こりません。根本的に治癒を止めることになってしまいます。これが消炎鎮痛剤の効能と言われているものの真相なのです。

←安保徹先生著書「免疫革命」から抜粋


今回着目したのは次の箇所です。

「このように正しく病態の把握が出来ると、本来痛みというのは疲労した筋肉を助けるための反応の一側面であることが理解出来ます」

「結局痛みというのは、筋肉や関節組織を修復するために起こっている反応なので、本当は積極的に進めてやるべきことであり、止めることではない訳です。実際、しっかりと休んで血行を良くすれば治る痛みは沢山あります」


「痛み」というのは、私達の身体の奥底の異常状態を助けて回復させてくれる有難い「女神様」みたいなものであると理解できれば、不思議なことに私達の痛みに対する認識は感謝に変わり、腰痛や膝痛で不足不満だらけの人生は一変します。

それ程私達人間は固定観念にとらわれているということです。これは私が大学に入学して受講した民法の教授の最初の講義から教わりました。

「今日から君達はまず新聞を疑ってかかることから始めなさい。君達は新聞とは事実を報道するものと決めてかかっているでしょう。しかし新聞社も所詮民間の経営会社であり、新聞が売れなければ商売にはならないのです。そのために記者が現場取材して書いた記事も編集長の点検が入り、スポンサーに都合悪い内容等は変更されるのです。私がこの講義で説明する私の学説が本当に妥当か否かまず疑ってかかることから始めなさい」

腰痛や膝痛で長年薬を飲んでも中々治らない方は「私の痛みはなぜ薬を飲んでも治らないのだろうか?」という素朴な疑問から出発されたら、素晴らしい人生が開けて来ることでしょう。