有名人姓名判断のブログ

今話題の有名人の運勢を古神道由来の数霊術姓名判断にて占ってみたいと思います。

消炎鎮痛剤が全身病を誘発している


先程の巻頭言に書いていた先生は、消炎鎮痛剤の薬自体に対して何の疑問も持っていないようです。今の腰痛・膝痛治療の主流はそういう状態です。だから腰痛がすっきりと治ることがないのです。

さらに腰痛・膝痛の治療として処方された消炎鎮痛剤は局所的には血流の抑制という形で働きますが、同時に全身的にも影響を及ぼします。消炎鎮痛剤というのは経皮吸収で、必ず体の中に吸収されて全身に回りますから、全身の血流が抑制され血管を閉じるので、血圧が上がります。この状態は一週間とか二週間位続くだけなら破綻をきたすことはありませんが、一ヶ月・半年と続けていると強い交感神経緊張症状が出てきます。高血圧症や夜眠れなくなるという症状が出るのはこのためです。他にも肥満のある人達は糖代謝が上がって糖尿病の発症のリスクが高まります。

交感神経緊張状態というのは、副交感神経緊張とメリハリのあるリズムで交替している限りは、元気が出る状態です。しかし、ずっと交感神経緊張状態のまま固定してしまうと、いつも疲れている状態になる。もう疲れて疲れて、いつも一日中具合が悪いというような状態になってしまいます。

すると様々な不定愁訴が現れますから、症状毎に薬が追加されて、今度は薬漬け医療の始まりです。膠原病の所でも触れましたが、高血圧になれば降圧剤、不眠の人には睡眠薬、疲れていつも不安になる人には抗不安薬、糖尿病の人には経口糖尿薬と次々に薬を増やして行きます。よくお年寄りで薬袋にはち切れんばかりに薬をもらって帰ってくる人がいます。そういう人達の出発点が消炎鎮痛剤の服用です。消炎鎮痛剤を服用したことによって、破綻をきたしている人は多いはずです。

←安保徹先生著書「免疫革命」から抜粋


今回着目したのは次の箇所です。

「しかし、ずっと交感神経緊張状態のまま固定してしまうと、いつも疲れているという状態になる。もう疲れて疲れて、いつも一日中具合が悪いというような状態になってしまいます」


この極度の疲労状態が続くというのは、私も体験したことがあります。大学1年の終わりに肺結核を発症した年の前年、夏休みに鹿児島の実家に帰った時は、溜まりに溜まっていた疲れが一度にドッと出て一日中寝ていました。寝ても寝てもまたトロンとしてきてまた眠たくなるのです。夏休みは殆ど寝ていました。

今にして思えば4月に上京、大学に入学して毎日満員電車に揺られて通学、馴れないアルバイトに疲れて3畳一間月3000円の安下宿に帰ったら、そのままバタンキューの繰り返し。その緊張状態の疲れが夏休みに出たのです。そして9月に東京に戻ってからも、また満員電車とアルバイト生活、大学紛争の休講続きでストレスマックス。そして年が明けて2月の学年末試験の代わりのレポート提出終了と同時に風邪を引きました。3月になり毎晩酷い咳で眠れなくなり、東京の総合病院の呼吸器科で医者をしていた年の離れた従兄に診てもらったところ、肺結核と診断されたのです。

人間はいくら身体が丈夫でも、交感神経緊張状態が続くとあっという間に病気になるということです。それ以来、健康には人一倍気を付けて来ましたので、お陰様でこの50年近く病気らしい病気はしたことがありません。子供達からも「そう言えばお父さんが寝込んでいるところは見たことがないね」と言われて有難い限りです。