有名人姓名判断のブログ

今話題の有名人の運勢を古神道由来の数霊術姓名判断にて占ってみたいと思います。

長者番付日本一のカメ三則


所得が多いから、人間が優れているとばかりは言えないが「一体今年は誰が一番なのか」という興味は、ジャーナリストが書き出して教えてくるれ。

税金だけで、昭和57年から59年の三年間で法人・個人合わせて合計210億円を支払った人がいる。長者番付日本一の是川銀蔵さんである。是川銀蔵さんは敗戦の翌年、朝鮮から裸一貫で引き揚げてきた。他人に誇るべき財産もなければ学歴もない。まさにゼロからのスタートである。

百鬼夜行の証券界で生きていくのは、凡人のできるワザではない。まして、一文無しの引き揚げ者が株をやること自体、無理な相談というものだ。では、どうすれば是川銀蔵さんにあやかれるのか。誰もがそう思う。しかしサラリーマンが二足のわらじを履いて成功するほど、甘い所ではない。

「例えば会社に勤めていても、人一倍努力しなければ、出世は出来ません。商売一つとってみても、その商売に人の二倍も三倍も努力を続けて行く事によって、初めて商売が繁盛するのです。サラリーマンが二足のわらじを履いて、そんなにボロいこと儲けようと思っても、とても出来ることではありません。株式投資は、全力投球する心構え、身銭がなければ、決して儲かるものではないのです。また、それを本当にやったら、株というものは儲かるものなのです。儲けることが出来ると言った方が正確かも知れません。それは、この私が何よりの証拠ですから・・・・・」

是川銀蔵さんは、全力投球で研究に研究を積み上げてきた。一人前の投資家になるのには10年かかる。10年間無収入でも食べて行けるだけの蓄えが無ければ、株で儲けようと思っても、それは無理なことなのだ。

「株で儲けようとするのには真剣な研究がどうしても必要です。私の投資姿勢は、2、3年先を見て、じっくり腰を落ち着けてかかるということです。

是川流〝カメ三則〝を実践して行くのです。

①銘柄は水面下にある優良株を選んでじっと待つこと。

②それには日々の経済の動きから目を離さず、自分で勉強すること。証券会社・新聞・雑誌等の宣伝の類いに惑わされないこと。

③過大な思惑をせず、手持ち資金の範囲内で行動すること。

この、〝カメ三則〝は大衆投資家にとっても、非常に大切なことです。私の回りにも、素人ながらこの〝カメ三則〝を忠実に守って、いつの間にやら玄人をしのぐ実績を持つに至った人間も少なくありません」

是川銀蔵さんは、たった一人で生き抜いてきた。昭和54年に「是川福祉基金」を創立して、恵まれない子供達に学費を出し続けている。基本財産は40.億円になり「引退したら子供達のために余生を捧げたい」という。何にもとらわれない人間性をそこに見ることが出来る。


←赤根祥道先生著書「自己修養のすすめ・十大禅師に学ぶ人生の極意」の「第六章  一生をかけて〝いい顔〝をつくれ・一休禅の極意に学ぶ」から抜粋


昨今、ロシアのウクライナ侵攻により世界経済は先の読めない不透明感に支配されています。日本の株式市場も乱高下を繰り返し暗中模索の状態です。

こんな時は「素人考え休むに似たり」で基本に帰ることが必要です。こういう時こそ先達の金言をじっくり噛み締めたいものです。暗闇は一本の光明がなければ歩いて行けません。是川銀蔵さんの金言が一本の光明となることをお祈り申し上げます。