有名人姓名判断のブログ

今話題の有名人の運勢を古神道由来の数霊術姓名判断にて占ってみたいと思います。

ストレスが爆発寸前の時の特効薬


仕事と人間関係でストレスは溜まる一方だから、早目に座禅と喫茶を実行して、心身の不調を取り除いておくことだ。


ストレスが毎日毎日積もり積もって、身動き出来なくなってくる。誰の上にもストレスは溜まっていて爆発寸前だ。それを爆発させないで、ストレスを解放しながら毎日を新しい気持ちで送るには、座禅と喫茶が最良の方法である。


栄西の「茶の養生法」

宋に留学した栄西は、留学中に茶の養生法を学び取って日本に伝えた。栄西は、古代に比べて現代は健康が低下し、身体や内臓が「朽ちたるが如し」という状態になって、病気が多く発生していると指摘する。では、一生の健康を保つためには、どうすればよいのであろうか。

「一生の健康を保つ根源は、養生することにある。その養生をどうすれば得られるかと言えば、内臓の五つの器官を健全にする事である。五つの器官のうち特に心臓は中心をなすもので、健全にしなくてはならない。その心臓を健全にする方法としては、茶を喫するのが何と言っても一番いい方法である。心臓が衰弱すると、五臓の全てが病を起こすことになるのである」

栄西は「喫茶養生記」を書いて、茶の効用を説いている。

「茶を喫すれば、心臓が強くなって病を失くすことが出来る。知っておかなくてはならないことは、心臓の病がある時は、その人の皮膚や肉の色が悪く、そのために命を短くすることである。我が国の人々の多くが痩せ衰える病にかかっているのは、茶を喫しないからである。もし、心身が不快な時は、必ず茶を喫するがよい」

心身不調の時には、一人静かに座禅をし、茶を喫すれば、不調は去る。


(自分を強く励ます言葉)

心身が何となく不快な時は座禅をする。静かに呼吸をし、全身の力を抜き、心の執着を解き放して、かすかに瞑目していれば、心臓の不調は整う。座禅の後、茶を喫して清浄の気分に浸れば、心身の圧迫は消え去ってしまう。


←赤根祥道先生著書「自己修養のすすめ・十大禅師に学ぶ人生の極意」の「第二章  心身不動の胆力を養う・栄西禅の極意に学ぶ」から抜粋


栄西は平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて二度も宋に渡り、禅の修行に打ち込み、天台・密教・禅の三宗をあわせて研究し、日本仏教の興隆に貢献した禅師です。

比叡山から京都を追われた栄西は鎌倉に入り、源頼朝の一周忌を法華堂で修することになり、運命の糸は栄西と北条政子を結び付けました。北条政子は寿福寺を創建して栄西を迎え、さらに源頼家は朝廷に奏して京都の地に一寺を創建することにしました。栄西を開山とした建仁寺です。

栄西は、人生五十年と言われた時代に75歳まで長生きして椅子に座したまま静かに大往生したと言われています。栄西が「喫茶養生記」を書いて源実朝に茶の効用をすすめて喜ばれたのは、71歳の時です。

北条政子や鎌倉将軍三代に関わった栄西を知る事が出来て「鎌倉殿の13人」を見るのが、さらに楽しみになって来ました。