有名人姓名判断のブログ

今話題の有名人の運勢を古神道由来の数霊術姓名判断にて占ってみたいと思います。

心身を安らかにする


〝地獄の中で心身を整え生きるエネルギー〝

誰の上にもイライラの原因は襲いかかってくる。この地獄の中で心身を整え生きるエネルギーを座禅の中からつかむのだ。

心と身体が健康で、いつも希望に溢れた状態にありたいと、誰でもが願っている。しかし現実は、それを可能にはしてくれない。心身をズタズタにしてしまう難題ばかりが襲いかかってくる。だからこそ、一瞬の坐禅で心身の安楽を自分のものにする必要があるのだ。


心身を安らかにする「安楽の法門」

鎌倉時代に二度も入宋を果たした栄西も、比叡山で学びながら座主の慈円の妬みにあって、何かにつけて嫌がらせを受けて苦しんだ。慈円は法性寺忠通の子として生まれたから、権門世俗の背景をかさにきて、四度も天台座主の座に就いた。この慈円は、二度も入宋して本場中国の禅を学んできた栄西が恐ろしかったのである。栄西は禅を仏法の中心に据えたから、鎌倉武士団は栄西に教えを請う気持ちが強かった。しかし栄西は、比叡山や高野山と対立することを避け、天台宗や真言宗の教義も真剣に学んで、天台・真言・禅を混ぜ合わせて、時代を革新の方向へと導いて行った。それでも慈円の妬みは激しくて、栄西をさんざん苦しめた。栄西はイライラしたが、その苦しみを坐禅で消化して行った。

「禅宗は仏の法蔵を学し、仏の浄戒を持す。これを仏禅と謂うなり」と誰にでも説いた。そして静坐して「諸縁を放棄し、万事を休息し、心身一如にして動静間(へだ)てなく、その飲食を量って多からず少なからず、その睡眠を調(ととの)えて節せず恣(ほしいまま)にせず。結跏趺坐(けつかふざ)して目須(すべか)らく微(すこ)しく開くべし。気息すでに調うて久々にして縁を忘ぜば、自ずから一行とならん。もしこの意を得ば自然に四大軽安ならん。いわゆる安楽の法門なり」と説いて、坐禅の効用を示している。

(自分を強く励ます言葉)

誰でも心身のコントロールを失ってしまうことがある。いつまでも、制御装置を壊れたままにしておくわけには行かない。そういう時、栄西の勧める安楽の法門を学び、坐禅をしてみると、不思議に心身は安定して安らかになる。


←赤根祥道先生著書「自己修養のすすめ・十大禅師に学ぶ人生の極意」の「第二章  心身不動の胆力を養う・栄西禅の極意に学ぶ」から抜粋


「心身をズタズタにしてしまう難題ばかりが襲いかかってくる」とありますが、私にも忘れられないトラブルがあります。

二回目のリストラを乗り越えて商事会社の事業部長として入社し4ヶ月が経って仕事にも慣れた頃に、そのトラブルは突然起こりました。8月の海水浴シーズンの真っ只中、商事会社の経営する国道沿いのガソリンスタンドの店長から私の方へ緊急電話が入りました。

「部長!大変です。ヤクザみたいなのがガソリン満タンにしたけど、金がないと言って居直ってます」との事でした。私は直ぐにスタンドへ駆け付けました。すると派手なスポーツカーに乗って半袖の下から入れ墨を見せた若い衆が「金がねえって言ってるだろ!」と叫んでいます。私は冷静に「お客さん、事務所へ入って下さい」と言ってその若い衆をスタンドの事務所へ誘導した隙に、震えている店長に「すぐ警察に電話して、あとは俺に任せてくれ」と言って事務所へ入りました。

するとその若い衆はいきなりテーブルを蹴飛ばして「金がねえんだよ!」と恫喝してきました。近所の交番からお巡りさんが自転車に乗って飛んで来ましたが、外からその若い衆を見るなり、これは手に負えないと思ったのか本署へ連絡しているようです。直ぐにパトカー2台が到着すると、急にその若い衆は大人しくなりました。私はその若い衆に「必ずガソリン代をお支払いします」との金額・住所・氏名・年月日を自書した念書を書かせて拇印を押させました。念のために名刺をもらいましたが、名刺にはS会三次団体の組名があり本物のヤクザでした。その後、その若い衆はスポーツカー共々本署へ連行され、事情聴取を受けたとのことです。去り際にその若い衆が私へ向かって「お、おめえは何者なんだ」と叫んだのが、今でも耳に残っています。

次の日、本社の社長に呼ばれて「昨日のトラブルの対応は実にお見事だったな」と誉められました。私の娘の中学校の同級生が、大阪の有名組織の元幹部で堅気になった方の息子さんで、そのお父さんとはPTAで知り合って飲み友達になっていたのです。すでにその堅気のお父さんの紹介で市内の組長さん達とも飲み友達になっていましたので、ヤクザに対する免疫が出来ていたのかも知れません。