有名人姓名判断のブログ

今話題の有名人の運勢を古神道由来の数霊術姓名判断にて占ってみたいと思います。

無欲なままでは、悟りに至る事は出来ない2



国際ニュース誌の「クーリエ・ジャポン」で、人間は一体いくら稼げば幸せになれるのかという特集が組まれていました。

この記事によると、年収800万円までは収入と幸福度が比例して高まって行くが、年収800万円以上になると不幸になる人と幸福になる人とに分かれて行くそうです。これはつまり、お金が欲しいという欲望を満たして行っても、ある時を境にお金だけでは満足出来なくなるという事でしょう。

お金持ちになれば幸福になれると思っていて、ある時点まではその通りになったが、年収800万円を超えた辺りから、どうもお金だけでは幸福になれないぞと気付き始めるのです。

その先、幸福になる人と不幸になる人とを分けるのは意識の違いです。稼ぐ事を手段と心得ている人は幸福に、稼ぐ事が目的になっている人は不幸になって行きます。前者は「貢献」という出口を見出だす事が出来ますが、後者はそれが出来ないからです。

「空海の財運術」に従ってお金持ちになれば、例え入口が身勝手な欲望であっても、出口は必ず貢献に変わります。出口を見つけられずに心がさ迷い、みすみす不幸になる事はありません。稼げば稼ぐ程に、自分の幸福と他人の幸福がイコールになって行く。なぜなら密教とは、稼ぐ過程で「気づき」を与え、脳に変容を起こすシステムだからです。

なお「クーリエ・ジャポン」誌では、欲望が貢献に変わる最初の分岐点は年収800万円とされていますが、私が多くの人間を見てきた経験上、欲望が本当に貢献に変わるのは年収2000万円を突破した辺りからです。

ここまで欲望を突き詰めて行けば、どんなに欲が深い人でも、どんな犯罪者でも、人や社会への貢献に自然と目を向けるようになって行きます。小欲が大欲になり、人の役に立ちたい、人に喜んでもらいたいという、全ての人が生まれつき備えている機能が目覚めるのです。

ですから皆さんも、年収2000万円になるまではひたすら自分のために稼いで構いません。人や社会に貢献する事は後回しにしても大丈夫です。今のあなたに必要なのは、心の奥底から「人の役に立ちたい」という願望が湧き上がって来るまで欲望を高めて行く事です。


←松永修岳先生著書「空海の財運術」の「第6章楽しんで稼ぐ成熟時代の生き方」から引用


今回は中段の「その先も幸福になる人と不幸になる人とを分けるのは意識の違いです。稼ぐ事を手段と心得ている人は幸福に、稼ぐ事が目的になっている人は不幸になって行きます。前者は″貢献″という出口を見出だす事が出来ますが、後者はそれが出来ないからです」という箇所に着目しました。

これらの文章を読んで、以前にこのブログでご紹介した土光敏夫・元臨時行政改革推進審議会会長のお話を思い出しました。


土光敏夫会長の生活は、質素そのものである。財界トップにしては、超質素というべきであろう。

「1ヶ月の生活費は5万円も掛かりません。だって老妻と2人だけ。晩酌はしないし、カレーライスを作ると3日ももつしね。洋服も何年も作った事がありませんな。靴も古いのが沢山あるのです。ある時、あんまり汚い靴を履いていたら、気の毒に思って、靴をプレゼントしてくれた人がありました。有難い事です。

人間として大事な事は、決断する時、自社の利益だけでやるとエゴが前面に出て、トラブルの元になる。だから、無私になる事を、何より優先しなくてはいけないのです」


近くの都立公園をウォーキングしていますと、レジ袋を持ってゴミ拾いをして下さっている高齢の方を時々お見受けします。誠に頭の下がる思いです。コロナ禍の昨今、自粛生活で「うつ状態」になる方が増えているとの事です。自分に出来る範囲で少しでも他者への心配りで「無私になる事」を学んで行きたいと思います。