人間の弱さから見つめ直す
真に偉大な存在となるためには、人々の上に立つのではなく、彼らと共にあらねばならない。
シャルル・ド・モンテスキュー(哲学者/フランス)
モンテスキューは、三権分立を提唱した人として、永遠にその名を歴史に残すだろう。
彼の言論は、人間の弱さから始める所に特徴がある。
つまり人間というのは、どうしようもなく弱い。
例えばお金に弱く、権力に弱い。
権力に弱いとは、権力を持つと何でも自分の思うようにして行くようになるという事だ。
すると社会全体からすると、弊害がどうしようもなく大きくなるのだ。
私が人を測る時に使う基準は、奇しくもここでモンテスキューが言っている事に近い。
本当に偉い人、出来た人は人の上に立とうという気は殆どない。ただ、役割としてリーダーだったり、アドバイザーだったりするのだ。
モンテスキューが言っている中で特に好きなのは「自ら行える事で、彼を煩わしてはならない」だ。
弱い人間は地位を手にしたら直ぐにクリーニング屋に人を使って行かせるとか、弁当を買わせる等くだらない事で人を煩わせるものなのだ。
←遠越 段 著書「心に火をつける言葉」の「Ⅳ知恵」からご紹介させて頂きました。
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