尊敬を受けたいのなら、自分を敬う事が大切だ。

自分を大切にする事によって、周りもあなたを大切にするだろう。

フョ―ドル・ドストエフスキー（作家/ロシア）

人は、自分自身を敬っている人に一目を置くものだ。

どんなスポーツでも自分に自信がある人は、目には見えないけれども、一種のよろいを身に付けているらしい。

力のある人にはかなわないという、その目に見えぬよろいに、殆どの人は戦う前に敗れるらしい。

これは、一般人においては、自分を尊敬する程に、敬う程に自信を持てるという事だ。

では、どうすると自分を敬えるのか。

やはり、それにふさわしい努力、鍛練をする事が不可欠である。

その鍛練を続けるためにも、先に自分を敬ってもいい。

敬って、誰にも負けてなるものかと思い込めばいい。

すると、不思議なもので、それ相応の努力をし始めるものである。

ドストエフスキーが言うように、自分を敬い、大切にして行く事で、人からも敬ってもらえるようになるだろう。

←遠越  段  著書「心に火をつける言葉」の「Ⅳ知恵」からご紹介させて頂きました。