思い込むのはやめよう、疑問を持つことの大事さ
物事は思い込みを持って始めると、不本意のまま終わってしまう。
あえて、疑いの目を持ちながら始めると、確実な結果が得られるだろう。
フランシス・ベーコン(哲学者/イギリス)
より良い成果を生む事、より正しい視点を手に入れて行くために必要な事は、物事を思い込みを持って始めてはいけないという事だ。
思い込みを持つと、どうしても引っ張られる事になる。
疑問を持って考えつつ、どうすればより正しい解答を得られるかを考えつつ始めると良いという事になる。
疑問は、物事を進歩、発展させる出発点である。
疑問を持つ人ほど成長も早く大きい。
疑問を解いて行く事に喜びを感じ、考え続ける姿勢を持ちたい。
現代日本から出た「改善」というものも、常により良くするためにはどうすれば良いのかという疑問から始まっている。
これが革新を産み続け、より顧客の創造、良い商品の開発に結び付いて行くのである。
←遠越 段 著書「心に火をつける言葉」の「Ⅳ知恵」からご紹介させて頂きました。
☆ちょっとひと言
私が東京の大学に入学した時に、一番驚いた講義を50年以上経った今でも覚えています。
民法の講義で教授が開口一番「皆さん、新聞は疑ってかかりなさい。疑問を持って読みなさい。新聞の記事はそれを書いた記者の主観、そしてその新聞の広告主・スポンサーの都合を考えて書かれているのです」と言われました。
鹿児島の田舎から出て来た私にとっては衝撃的な教授のひと言でした。早速、図書館に行って数社の新聞を読み比べてみると、同じ内容を扱った記事でも確かにニュアンスが微妙に違っていました。
社会人になってからも「何事もまず疑問の目で見る」事をモットーに仕事に取り掛かりましたので、仕事が大変楽しくなりました。
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