グループで食事に行くと、食べたいものが中々決められない優柔不断な人が1人や2人必ずいるものだ。「どうしようかな」と何度も呟きながら、AランチかBランチか、食後はコーヒーにするか紅茶にするかいつまでも決まらず、さんざん迷った挙句に他の人と同じものを頼んだりする。

実はこの「どうしようかな」という言葉の裏には、「自分はどうしたらいいのか」という主体的な迷いではなく「誰か決めてくれないかな」という依頼する気持ちが隠されており、本人の頭の中は思考が止まった状態なのだ。

だから付き合い始めた女性とバーに行って彼女が「どうしようかな」とカクテルを選んでいる時をいくら彼女の意向を尊重するとは言え「好きなのを選べば？」と突き放すようなことを言ってはいけない。

女性が好みそうなカクテルをいくつか選んで「これなんかどう？」と勧めてあげると、最後の決断は彼女が下せる形になる。本人にとっては「自分で決めた」という満足感が得られるし、スマートなエスコートに感心してくれるだろう。←「他人の心理大事典」から引用

娘の同級生の父親で堅気の大物や地元の組長とと飲食する時は、ほとんど彼等のおごりです。品のいいラウンジやキャバクラに入ってもメニューなんか見ません。「いつものアレ！」でフルコースが出てきます。私は彼等の招待客ですからいつも一番奥の上座です。人口30万程の地方都市ですから地元でも大きな会社の専務と飲んでいるというと、彼らにとっては良い宣伝材料になる訳です。歓楽街を2～3軒ハシゴしますが、いつも歩く順番は組長を先頭に堅気の大物そして私と続き最後列は子分達です。これを「大名行列」と言うらしいです。

スナックやキャバクラが新装開店すると店頭に大きな花輪が出ますが、その花輪の贈り主の名前から「ああこの店は◯◯組の関係か」と夜の世界の人々には分かるそうです。娘の同級生の父親も「花輪に名前を貸して下さい」とよく頼まれたそうです。その同級生の父親は某全国組織の大物組長の長女さんを嫁さんにしていて、その嫁さんは和服の良く似合うキリッとした美人で女優さん並の美貌でした。