携帯電話の普及もあり、デートの待ち合わせで何時間も待たされてイライラすることは無くなったが、その待ち合わせの時間が過ぎても相手が現れなければ誰でも少しはソワソワするものだ。

もしも知り合ったばかりの彼女と待ち合わせすることがあったら、待っている彼女の様子を遠くから観察してみよう。それによって彼女が自分に気があるのかないのかが、ある程度わかってしまうからだ。

というのは待ち合わせの時間を少し過ぎても彼女が身動きもせずにじっと待っているようなら、男性に対して相当思いを寄せている可能性が高い。勿論帰るそぶりも見せず、ただひたすら恋人の到着を待ちわびる感がある。

女性は「早く会いたい」という気持ちをあまりストレートに出さず、むしろ隠したいという傾向がある。本当は一刻も早く会いたくて、キョロキョロと周囲を見回したり近くを歩き回って彼を探したいのだがそれができないので、その気持ちを隠すためにも心を落ち着かせながらじっと待っているのだ。←「他人の心理大事典」から引用

私は家内とクリスマスダンスパーティーでラストダンスを運良く踊れましたが、実は私なりの仕掛けがあったのです。学生時代の大病後の休学中に鹿児島の叔父から社交ダンス教室に通うように勧められ、ある程度基本ステップ位は踊れるようになっていました。その家内と出合ったダンスパーティーの始まる前に、その昔叔父からアドバイスされた一言「いいかい、パーティーが始まったら一番最初にこの中で一番の美人に申し込むのだよ」との言葉を思い出していました。ダンスパーティーが始まる前から家内の近くにスタンバイして、最初の1曲が流れ始めると同時に家内に申し込み、堂々と彼女をリードしました。当時はまだ社交ダンスを踊れる男性は少なかったので、彼女に与えたインパクトは大きかったと思います。ブルース・ルンバ・マンボ・チャチャとリズムが変わる度に彼女と楽しく踊りました。ブルースやルンバは男性が右手でパートナーの左手を高く握り、左手は女性の背中にそっと添えます。男性のこの両手によるリードが上手くないと他のカップルとぶつかってしまうわけです。これらの仕掛けがあって初めてラストダンスにも気持ち良く応じてもらえ、次なるデートの約束のOKをもらえるわけです。

家内とのデートは電車の駅での待ち合わせが多かったと思いますが、いつも遅れがちな私に対してにこやかに迎えてくれたあの私を包み込むような笑顔はホッコリして最高です。