有名人姓名判断のブログ

今話題の有名人の運勢を古神道由来の数霊術姓名判断にて占ってみたいと思います。

世渡りの手管☺️



「世を渡ること浅ければ、点染もまた浅く、事を歴ること深ければ、機械もまた深し。

ゆえに君子はその練達ならんよりは、朴魯なるにしかず。

その曲謹ならんよりは、疎狂なるにしかず」


社会的な経験が浅ければ、世間の悪風に染まることも少ない。

経験を積めばつむほど、手練手管が身についてしまうものだ。

万事に如才がないよりは、いくらか間が抜けていたほうが、またバカ丁寧なよりは、ぶしつけで一本気なほうが、君子としてはふさわしい。


←洪自成著  神子侃・吉田豊訳  「菜根譚」からご紹介させて頂きました。


☆「ぶしつけで一本気なほうが、君子としてはふさわしい」という箇所に着目しました。

私が信越地方の年商100億円クラスの建設不動産会社の社長に就任した取締役会の後に、オーナー会長室に呼ばれました。

会長から「どうしておまえを社長にしたかわかるか」と問われました。私が「いいえ、わかりません」と答えると会長は「創業50年になるが、この俺におべっかを使わなかったのはおまえが初めてだからだよ」と言われました。

私は「泣こよかひっ飛べ」(メソメソグジグジしている暇があったら思い切って行動・表現せよ)の鹿児島育ちですから、いつも直言居士で上司や先輩に忖度(そんたく)した事はありません。

その建設不動産会社の専務取締役の時に会長から呼ばれました。「この手紙を読んで、私は相手の言う通りにしようと思うがどうかね」と全国パチンコチェーンの代理人弁護士からの内容証明郵便を手渡されました。私は一読して、これを無条件で認めると大変な事になると直感しましたので「この手紙は一晩お借りします」と言って預かりました。

その内容証明は「建設不動産会社が隣県で営業している2店舗のパチンコ店の店名が、その全国チェーンの店名と類似しているので直ちに使用禁止を要求する」というものでした。

私は翌日会長に「これはうかつに相手の言い分を認めると大変な事になります。東京の知り合いの弁護士に相談して来たいのですが」とお願いしました。すると会長は「よしわかった、お前に全てまかせる」との事でしたので、私は弁護士に相談の上、相手方請求を拒否する回答書を返送しました。

すると相手方は予想通り東京地裁に「店名使用禁止1億円損害賠償請求訴訟」を提起して来ました。その後は毎月1回のペースで1年間、東京地裁にて裁判前準備手続きを行い、当方の「創業当初から会長の名前の一字を使用した店名の使用実績」が認められ、裁判長の和解斡旋により対等和解となりました。相手方は訴訟を取り下げ、当方の会長一代に限る店名使用が認められました。この和解の一報が業界ニュースで流れるとその全国チェーンの進出で店を潰された社長さん達から「よくやってくれた」「これで恨みが晴らされた」等と電話や手紙が会社に殺到しました。

ぶしつけで一本気な私を認めて下さったオーナー会長には心から感謝です😉👍🎶