苦言と甘言☺️
耳にする言葉はいつも厳しい批判であり、することは万事思うにまかせない。
こんな状況であってこそ、その苦しみが薬となって、人格を向上させることができるのだ。
その反対に、いつもお世辞にとりかこまれ、することなすことが抵抗なく相手に受け入れられるようでは、毒薬に埋もれて過ごすようなものだ。
いつかは身を滅ぼさずにはいられない。
←「菜根譚」洪自誠 著 神子侃・吉田豊 訳からご紹介させて頂きました。
☆私は男4人兄弟でしたが、軍隊経験のある父からは厳しく育てられました。忘れもしませんが、小学校6年生のある日、国家公務員の父に口うるさく反抗した所、突然父から「義を言うな!」と足払いをかけられて体が宙に浮いたと思った瞬間、畳に叩きつけられました。講道館柔道の有段者であった父の凄味を肌身で感じました。
父は鹿児島から関大法科に入り大阪港区の伯父の家に下宿して通学していました。しかし戦争が厳しくなり学徒出陣により松江の航空教育隊に配属され特攻隊の訓練を受けたそうです。
私が小学校低学年の時に、朝の登校前に父に「お腹が痛いので休んでもいい?」と聞いた事があります。すると父は「休んでもいいけど、一度登校して先生に自分の口で言って来なさい」と言われました。仕方なく登校するといつの間にか腹痛は消えていました。
私にも4人の子供がいますが、子供達には厳しく接しました。中学に入る時には三つの家訓を言い渡しました。
1.昔で言えばもう元服だから、これから先は進路でも何でも自分の決めた道を自分で切り開いて進みなさい。
2.中高6年間、何か一つの部活をやり通しなさい。
3.高校生になったら土日はコンビニでアルバイトをして自分の携帯代は自分で稼ぎなさい。
長女の結婚式の時に主賓席にご挨拶に伺うと、長女が大学在学中にお世話になった国立大学教育学部主任の女性教授から「お宅のお嬢様方はどうやってあんなに立派に育てられたのですか」と有難いお言葉を頂き、大変恐縮しました。その時は三女も同じ大学でその指導教授のお世話になっていたのです😉👍🎶
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