自然治癒力で末期がんが消えた6
そういう治療を始めたのが六年前で、その人は月に一回、確実に病院に来て、与えられたものはきちんと飲み、気功も続けていました。そうすると、一年程前から皮膚のこりこりが無くなって来た。触っても柔らかく本来の皮膚に戻って来ましたし、写真を見ると、肺への転移も殆ど無くなって来ました。がんが消えつつあるのです。
この人の場合で感じるの事は、この数年間、とても心が安定していた事です。当然不安感はあるでしょうが、与えられたものはきちんと飲んで、こうして行けば大丈夫という確信のようなものを芯に持っていました。この心が、がんと自然治癒力とが押し合いへし合いをしている間、自然治癒力を助けたなと感じるのです。
この両例に共通して言えるのは、やはり四~五年というスパンでがんと闘って勝ちつつあるという事と、医者や手術が病気を治したのでは無く、その人の心ががんを消滅させて行ったのだろうと言う事です。他にもこうした例は沢山あります。人間が本来持っている自然治癒力を高めると、病気に勝てるという事を実際に見ると、治療法の新たな可能性を思わずにはいられません。
←帯津良一 著「帯津博士が提唱する〝心・食・気〝の三原則 自然治癒力」からご紹介させて頂きました。
☆昨年ご紹介した安保徹 著「免疫革命」の未紹介部分にも、興味深い一文があります。
「ガンの原因は極めて強いストレス」
むしろ私達が気付いたのは、ガン患者の殆どが、リンパ球が減って免疫抑制の状態になっているという事です。リンパ球が減るのは、交感神経緊張状態に陥っているという事です。交感神経緊張状態にあるという事は、働きすぎや心の悩みと言ったストレスに原因があるのではないかと考えました。
そこで実際患者さんに尋ねてみると大抵の場合、とても強いストレスが聞き出せました。十人のうち八人は確実に聞き出せた程です。
例えば毎日毎日、遅くまで残業して働いていたとか、あるいは定年になって新しい職場に再就職したのはいいが適応するのに大変つらい思いをした人。誤解がもとでトラブルに巻き込まれて理不尽な思いをしたという人もいました。
いずれも、非常にきついストレスにさらされていたのです。
女性では、仕事と家事と両方をこなしているために物凄く忙しい人、お子さんが病気になって悲しくて辛くて仕方がない人、家庭や夫婦間に不和があって悩んでいる人がいました。
こうした心因性のストレスを抱えている人の他に、薬の服用がもとで交感神経緊張状態が引き起こされている人もいました。例えば、職場の冷房がきつくて体が冷えたせいで月経困難症になってしまい、その悩みを抑えるために鎮静剤を常用していたという患者さんのケースがそうでした。
この様に、患者さんの背景をきちんと見つめて行くと、実際にガンの引き金となっている原因は交感神経緊張状態だという事が分かって来ました。
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