この間、大変興味深い話を聞かされました。結婚15年目にして初めて奥さんに恋愛感情を持ったという男の人からです。その人が話す所によると、自分は奥さんがそれほど好きでもないのに、成り行き上、仕方なく結婚。だから甘い生活の期間は一度もなく、夫婦だから一緒に暮らすという無味乾燥な日々だったそうです。ところがある日、奥さんが忙しそうに家事洗濯している姿を何気なく見ていたら、突然奥さんが愛しい存在に思え、以来、日増しに奥さんを好きになってきているというのです。

「苦労かけたな」・・・これが最初に頭に浮かんだ言葉だったそうです。すると奥さんがかいがいしく子供達の面倒をみたり、自分が病気の時に夜中まで看病してくれた事、重い買い物袋を下げてふうふう言いながら階段を上がっている姿、けんかして殴ったら顔をはらして泣いていた事等が次々に思い出されてきて、胸が締め付けられたと言います。以来、その男の人は、時間が許す限り奥さんの話し相手になったり、日曜日には一緒に付近のスーパーへ買い物に行くなど、奥さんと心を通い合わせる時間が物凄く多くなったという事でした。

「15年目の恋愛です。しかも女房とですから変でしょ」

こう言ってその人は頭をかくのですが、中々いい話です。帰られる時に「毎日が楽しいですよ」と言ったその顔には、幸福な人生を送っている人に共通する輝きが見られました。

←帯津良一  著「帯津博士が提唱する〝心・食・気〝の三原則  自然治癒力」からご紹介させて頂きました。

☆4年前に七つ年下の家内が還暦を迎えましたので、ホテルの宴会場を借りて子供や孫達皆でお祝いをしました。私は家内に真っ赤な防寒コートをお祝いにプレゼントしました。エスキモーが着ている様な毛の付いたフード付きの羽毛入りコートです。雪国の冬には重宝します。家内はニッコリして「ありがとう」と受け取ってくれました。

その瞬間、結婚10周年の時の出来事を思い出しました。10年間で初めての家内へのプレゼントとして内緒で指輪とイヤリングを準備しました。家内の誕生石である青いトルコ石の高価なものです。

私が「俺達にとってあっという間のいい10年だったね、ありがとう」と言って渡そうとした瞬間、家内の顔色がサッと変わりました。

「何を言ってるんですか。あなたみたいなわがままな人は他にはいませんよ。私だから10年ももったのよ。他の女の人なら3日でオサラバしてるわよ！」

結婚して8年目に家内には無断で転職してから2年、子育ては家内に任せっぱなしで、高給取りの取締役事業部長として毎日ウハウハの私にはとてもショッキングな記念日となりました👀‼️

☆本年も拙いブログをお読み頂き、誠に有難うございました。

来るべき新年も皆様のご多幸心からお祈り申し上げます😌🌸💓