実利だけを求めれば、道義など最初から無視しているから、誰の目にもその卑しさがわかり、悪影響を及ぼすことはない。

しかし名声を好めば、道義を表看板にして悪事を働くから、その正体は容易にわからず、悪影響は非常に大きい。

←洪 自誠  著「菜根譚」からご紹介させて頂きました。

☆今や宅配便業界を二分する一大勢力となった某社の創業者は、その昔他の業種にて経営を失敗して遠隔地に夜逃げした経験のある方らしいです。

私が社長となった信越地方の建設不動産会社の創業者オーナーから聞いた話ですと、夜逃げの前に突然、当社のオーナーの自宅を訪ねて来て、玄関先で土下座して「どうかお願いですから、お金を貸して下さい」と懇願されたそうです。あまり深い付き合いもなかったのでやんわりと断ると、悲しそうにうなだれて帰って行ったらしいです。それから数日後に、その社長が夜逃げしたという話を同業者から聞いたとのことです。

その後、その夜逃げ社長は関西の某名門組織に身を寄せ、細々と始めた宅配便が運良く軌道に乗り、宅配業界をのし上がって行ったそうです。清水の次郎長ではありませんが、宿場町や街道には縄張りがありますので、全国進出するためには街道毎に縄張りを持つ地元の組織に事前の挨拶が欠かせないそうです。その時に役立ったのが、関西の某名門組織からの紹介状だった様です。

ただ九州地方へ進出する時は大変な苦労をしたそうです。九州の入り口にはあの有名な極悪非道な組織がありますから、一筋縄では行かないのです。パチンコの全国トップチェーンも九州進出ではその入り口で随分苦労した様です。そういう時は関西の某名門組織から九州の友好組織を通して懐柔してもらうそうです。勿論、挨拶料は莫大になる様です👀‼️