心は広やかに!
愛情豊かな人は、その心も広やかである。
従ってその幸運はいつまでも続き、何事を行うにも、寛容な精神を貫いてゆく。
心の卑しい人は、その考え方もこせこせしている。
従って幸運に恵まれることも少なく、何事を行ってもせっかちな気分が流れてしまう。
←洪 自誠 著「菜根譚」からご紹介させて頂きました。
☆「愛情豊かな人は、その心も広やかである」「心の卑しい人は、その考え方もこせこせしている」という箇所に着目致しました。
私の若い時の知り合いに、現在も都心の不動産会社の顧問をしていて「元気ムンムンだよ」と伝えると、皆は異口同音に「それは凄い」と驚きます。
私の人生は、東京の大学1年生の終わりに肺結核で休学入院してドン底に落ちました。それまでは鹿児島から上京して、勉学とアルバイトに明け暮れて自分のことだけで精一杯で突っ走っていました。
ところが、たまたま入院の時に持ち込んだ本の中で一休禅師の言葉に出合って人生が一変しました。「病気の時は病人になり切るがよろし」「何を悩んでいるのか。一旦天空に飛び出して、地上でくよくよ悩んでいる己れの姿を見てみよ。何とちっぽけな己れであることよ」
そして大学卒業直前の極寒期に、鎌倉の臨済宗円覚寺派総本山での学生座禅会に初参加して、百数十名の参加者の中から10日後の修了式参列者十数名に残れたことで自分自身に自信が付きました。その後は、目の前に現れてくる一切を「ありをありとしてそのまま受け入れる」心豊かな人生を目指して日々これ修行中です☺️
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