人間の心と、宇宙の精神とは本来一つのものである。

喜びの心は星や雲、怒りの心は雷鳴や豪雨、愛の心はそよ風や甘露、厳しい心は炎天や霜に通じる。

人の心の中には宇宙の諸現象がすべて生じるのだ。

それが生じる時も、消える時も、少しもわだかまりを残すことが無ければ、その人の心は偉大な宇宙の精神と一致していると言えよう。

←洪  自誠  著「菜根譚」からご紹介させて頂きました。

☆「人の心の中には宇宙の諸現象がすべて生じるのだ」「その人の心は偉大な宇宙の精神と一致していると言えよう」という箇所に着目致しました。

若い時から自己流ではありますが、禅の先達の本を読み座禅を組んでいますと「森羅万象これ皆わが師」という実感を覚えることがあります。

自分の苦手な場面に直面しても「これは一体、森羅万象=宇宙から何を教えられているのだろうか」と思うと、自分を客観視することが出来て冷静に対応出来ます。

こうして常に宇宙を意識するようになると心配事は無くなります。心配事が無くなると心身ともに晴れやかになり、いつも健康体で過ごせます。

私が若い時から座禅を組んで来て一番良かったのは、心=魂を磨いたことで「死ぬことが全く怖くなくなったこと」です。死=肉体の死は誰にでも必ず訪れます。しかし肉体は滅んでもその人の魂は永遠に不滅です。子や孫がピンチの時には、私の魂はいつでも瞬時に助けに飛んで行けます。

まれに私の娘達は、手術を受けなければならない程のピンチの時には不安になって、必ず事前に電話を掛けて来ます。時間を合わせてご先祖様に手術の無事成功をお祈りしてあげると「有難う、これで安心して手術が受けられるわ」と感謝の電話が来ます。いつも手術は大成功で娘達からは頼りにされていて嬉しい限りです🎵😍🎵