塵境も真境、僧家も俗家!
束縛も自由も、自分の心ひとつだ。
心に自由があれば肉屋にいようが酒屋にいようが、そのままそこが浄土となる。
そうでない時は、鶴を友とし、花を眺めて清らかな趣味にひたっていようとも、心の悪魔を追い払うことは出来ない。
こういう言葉がある。
「ひとたび悟りを開けば俗世間にいても真理の世界に身を置くことが出来る。
まだ迷っているうちは、例え僧侶になったとて、心は俗人と変わらない」
その通りではないか。
←洪 自誠 著「菜根譚」からご紹介させて頂きました。
☆「心に自由があれば肉屋にいようが酒屋にいようが、そのままそこが浄土となる」「ひとたび悟りを開けば俗世間にいても真理の世界に身を置くことが出来る」という箇所に着目致しました。
私は24歳から61歳まで37年間サラリーマン生活を送りましたが、7回の転職と2回のリストラを経験しています。最初と最後の会社はそれぞれ15年間ずつ合計30年間在籍しましたが、その他の会社は平均1年間で転職を繰り返したことになります。
4人の子を持つ親としては、不安定で申し訳なかったと思います。しかし、その私のわがままに耐え、4人の子供達の進学・就職・結婚を陰で支えてくれた家内には頭が上がらず感謝あるのみです。
サラリーマン生活最後の建設不動産会社では、ヒラの営業マンからスタートして11年目に社長になることが出来ました。社長に指名された取締役会の後でオーナー会長から会長室に呼ばれて「どうしてお前を社長にしたか分かるか」と尋ねられました。私は「いいえ、分かりません」と答えました。すると会長は「創業50年になるが、この俺におべっかを使わなかった奴はお前が初めてだ」と言われて「ワッハッハッハ」と豪快に笑われました。
私は子供達の学資を何とかして稼ぐのに必死で営業成績の新記録を次々に打ち立てて、会長の顔色を伺う暇など無く、無我の境地で自由奔放に突っ走っていただけです😆👍❤️
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