今回から心理カウンセラーの谷本惠美さんが出版された「カウンセラーが語るモラルハラスメント（人生を自分の手に取りもどすためにできること）」のご紹介に入ります。

「追いつめられて起こす爆発的行動」

カウンセリングを通して、色々な事例に出合いました。例えば、自分の家に火を放った人、我が子の存在さえ忘れる様な記憶障害に陥った人、（モラハラの）加害者である相手を殺してしまった人等です。特殊な様に思われる、相手を殺してしまったケースも、私が関わっただけでも3ケースあります。

モラルハラスメントは、そこまで人を追い詰めます。

殺人や放火は、そこにどんな理由があろうとも、法的に罰せられます。しかも多くは、「モラルハラスメント」攻撃に追い詰められた結果であるとは認められていません。

攻撃に転じる（モラハラの）被害者の多くは、本人さえ、自分が相手に追い詰められた結果、心が破裂してしまったという現状に気付いておらず、その行動の理由を説明出来ません。

しかし突然、火山が噴火する様に、ある時、心の中で何かが爆発してしまうのです。

☆最近は、殺人や放火事件の報道が増えている様に思います。コロナ禍による経済的な低迷の影響もあることと思います。

そんな中で、老若男女を問わずモラルハラスメント（精神的暴力・見えない暴力・人格に対する暴力）は、個人としての自由・思想・生き方を否定し、個人を個人として認めない危険な行為です。しかも家庭・職場・学校内で自分も気付かないうちに加害者になりうる危険性のある厄介な代物です。

また、モラハラの被害者にならないためにも、モラルハラスメントに対する正しい知識を学んで、たくましく生き抜いて行きましょう👊😆🎵