「ジャイアンがそのまま大人になったモラハラパーソナリティ」

モラハラパーソナリティ（自分のためにモラハラを行っている自己中心的な人）の加害行動は、未成熟な子供が全能感を持ち、何でも思い通りになると思っている様子、また思い通りにしようとする行動が通用すると思い込んでいる様子に非常によく似ています。

被害者にモラハラパーソナリティを説明する時、私は漫画「ドラえもん」に登場するいじめっ子ジャイアンを例にすることがあります。モラハラパーソナリティは、ジャイアンの葛藤処理やストレス対処方法を用いている。モラハラパーソナリティは、ジャイアンがそのまま大人になったのだと。ジャイアンの言動は、モラハラパーソナリティの言動に非常に似ているため、皆さん納得します。

モラハラパーソナリティは、自分はこういう人間だ、こうあらねばならないとイメージしている自分の世界を守るために、他者（被害者）を貶（おとし）め、攻撃して支配しようとし続けます。

ジャイアンの有名なセリフに「正しいのは、いつもオレだ」「のび太のくせに」「おまえのものはオレのもの、オレのものもオレのもの」等があります。そうしたジャイアン的ニュアンスの込められた言葉を、被害者は、モラハラパーソナリティから常に聞かされます。

←谷本惠美 著「カウンセラーが語るモラルハラスメント・人生を自分の手に取り戻すために出来ること」からご紹介させて頂きました。

☆モラルハラスメントのこの本を読みますと「いじめ」の解説本であることが分かります。現代日本では学校や職場で陰湿な「いじめ」に合って、精神的に追い詰められて自らの命を断つという事件が多すぎます。

親や友人はなぜ気付いてあげられないのでしょうか？それは、やはり「いじめ」は他人事であり、「いじめ」が密かに忍び寄って来るの得体の知れないものであることにも一因があります。

「いじめ」の正体を知ることは、自分の子供や孫達を「いじめ」から守るためにも必要な理論武装であると思います👊😆🎵