十の予想を立てたうち、九つまで的中してもさして感心はされないものだ。

だが、その内の一つでも外れれば、その責任は各方面から追及されるだろう。

十の計画を立てたうち、九つまで成果をあげても、それほどの評価はされないものだ。

だが、その内一つでも失敗すれば、これを非難する声が一斉に上がるだろう。

これを承知しているから、君子は、あれこれと口を出すよりは沈黙を守るのであり、才能をひけらかすよりは無能を装うのである。

＜理想主義者、洪  自誠は同時に世間の波にもみぬかれた苦労人でもあった。他人の予測が的中した時には「そんなことは誰でもわかっていたさ」と気にもしないでいた人が、たまたま誰かが見通しを誤ると、鬼の首でも取ったように「だから俺も心配していたんだ」等と騒ぎ回る。＞

←洪  自誠  著「菜根譚」からご紹介させて頂きました。

☆今朝のモーニングショーでバイデンが来日するか否かに関連して、アメリカのデフォルト問題を取り上げていました。結局のところ、民主党と共和党の覇権争いに行きつくとのことで、こじれるとオバマの時のデフォルト騒動の様に1ドル72円の極端な円高もあり得るとのことでした。今回を含めて米国の3回のデフォルト騒動はいずれも民主党政権の時で、下院で優勢な共和党が政権奪取を狙って仕掛けているとのことです。

こういうデフォルトになるか否かという先行き不透明な時は、現金・不動産・株式の三分割投資法で「投資比率の片寄りを修正するチャンス」ということです。戦争が近づくと金が値上がりするのは、より安全な金塊を求めて資金が移動するからです。

株式も「逆張り戦法で一儲けするチャンスですよ」等と甘い言葉で誘って来る証券マンがいますから要注意です。彼らは株価相場が上がっても下がっても取引手数料で儲かるわけですから、乱高下は大歓迎です。

こういう先行き不透明な時ほど「最悪の状態を想定して備えておく」のが大火傷をしない秘訣です😆👍❤️