有名人姓名判断のブログ

今話題の有名人の運勢を古神道由来の数霊術姓名判断にて占ってみたいと思います。

悩み苦しんでいるのは、あなただけではない☺️



仏教は「人の悩みや苦しみ」というものに正面から向き合った宗教だ。それ故、空海の言葉にも、悩みや苦しみを解決するためのものが多い。


空海は「苦悩のない人生はない」と言い切り「その原因は無知である」としている。そして「心を落ち着けて、自分の心や周囲をよく観察」し「正しい知識を得」て「あらゆるこだわりを捨てる」ことが出来れば、苦悩から解放されると説いている。


これらは全て、仏教の基本的な教えにのっとった言葉だ。仏教には「一切皆苦」という言葉がある。これは「この世の全ては苦しみだ」という意味だ。


具体的には、生きていること、病気になること、老いること、死ぬことの四つと、愛する者と別れること、恨み憎んでいる者に会うこと、求める物が得られないこと、肉体と精神が思うようにならないことの四つの、計八つの苦しみがあるとされている。これを「四苦八苦」という。


八つの苦しみからは、王様だろうと庶民だろうと、善人だろうと悪人だろうと逃れられず、誰しもが人生で味わう・・・これも仏教における基本的な考え方だ。


「苦悩の原因は無知」と空海が言うのは、多くの人は「一切皆苦」という現実を知らないということを意味している。


知らないからこそ「四苦八苦」に遭遇した時に余計に苦しんでしまう。世界は一切皆苦であるという「正しい知識を得る」ことさえ出来れば、余計なことに執着することが無くなり、苦悩から解放されるとしているわけだ。


「この世の全ては苦しみだ」というと、かなり悲観的に聞こえるかも知れない。また、突き放されたように感じる人もいるだろう。だが、仏教、そして空海は「悩み苦しんでいるのは、あなただけではない」と寄り添ってくれているのである。


当然、空海自身も悩み苦しんでいる一人だ。その様な内心を吐露する言葉もいくつか残している。仏教には「諸行無常(全てのものは変化する)」という言葉もある。

悩みは、永遠には続かないのだ。


←  一条真也  著「超訳  空海の言葉」からご紹介させて頂きました。



☆「四苦八苦」の仏教的な意味を初めて知りました。

私の人生初の四苦八苦は、東京の大学1年の学年末試験が終了した直後に肺結核に罹って、帰郷して休学・入院した時です。

帰郷する特急寝台列車「はやぶさ」の中では、激しい咳が止まらずに悔し涙があふれて一睡も出来ませんでした。

入院直後はふてくされて、偉そうに看護婦さんの言い付けも守らず薬も素直には飲みませんでした。

しかし偶然、入院時に持ち込んだ古本の中の「一休禅師の言葉」にガーンと頭を殴られて目が覚めました。「病気の時は病人になるがよろし」「何を小さなことで悩んでいるのじゃ。広い大空に飛び出して地上の小さな円の中でうじゃうじゃと悩んでいる自分自身を見つめてみよ。何とちっぽけな自分であることよ」

これで病魔も吹き飛び、入院2年の診断が4ヵ月で無事退院することとなり、また大学卒業直前に鎌倉円覚寺の学生座禅会で体験した数息感という呼吸法を毎朝継続することにより、その後50数年間も病気をしない健康体になったのですから、人生摩訶不思議なものです😆👍❤️