他人のことや、世の中のためになることについて、興味を持っている人の数は、とても少ない。

ほとんどの人は、自分の欲望を満たすことしか考えていない。

「三教指帰」

←  一条真也  著「超訳  空海の言葉」からご紹介させて頂きました。

☆ススキノ首切断事件の田村瑠奈容疑者の犯罪着手に至る心理状態は、大学時代に犯罪心理学を学んだ私にとっては、大変興味のある所です。

まず被害者の男性の通称「トモちゃん」（61歳）は女装愛好者やLGBTの人々が集う特殊なバー（会員制で半裸やあそこのふれあい可）の常連客でした。しかしトモちゃんは、女装しては気を許した若い女性に近づいてトラブルを次々に起こし各店を出入り禁止になっていた問題人物でした。

札幌ススキノに来る前は、伊達紋別近郊の混浴温泉で女性を覗き見するのが趣味で、そこでの知り合いからススキノの特殊バーを紹介してもらったそうです。

そのトモちゃんの紹介者は、特殊バーの常連客がさらに二次会を楽しむための超特殊バーで2回ほど瑠奈容疑者を見かけたとのこと。つまり瑠奈容疑者も超特殊バーの常連客であったわけです。

その超特殊バーで女装したトモちゃんに誘われた瑠奈容疑者は、ホテルでトモちゃんの毒牙にかかってしまったわけです。もし男嫌いの瑠奈容疑者が深酒状態で、女装したトモちゃんにホテルに付いて行き、ハッと気付いた時には無理やり処女を奪われていたとしたら、その怒りたるや殺したくなる程のものだったことでしょう。

瑠奈容疑者の男嫌いは、最初の彼氏の友人の話からもよく分かります。瑠奈容疑者と彼氏とその友人と車に同乗した時に友人から挨拶しても、瑠奈容疑者は最後までその友人には一言も口をきかなかったそうです。ちなみにその彼氏は１ヶ月で別れたそうです。

瑠奈容疑者は何の欲望を満たすために、そんな超特殊バーに通っていたのでしょうか☹️