アレルギー反応は、有害物質に対しても起こります。ですから乳幼児のアトピーは、塩素・残留農薬・排気ガスの微粒子を排泄するために起こっている場合もあります　

例えば、水道水にも大きな問題があることもあります。塩素の濃い水道水のお風呂も問題ですし、プールになると、殺菌のためにさらに塩素を加えています。こうしたものはアレルギーの原因になります。野菜や果物の残留農薬も、やはりアレルギーの原因になります。

それから、炭酸ガスが酸素を奪って、リラックスの副交感神経の体調にすると述べましたが、炭酸ガスの他にも、酸素を奪う物質はあります。

その代表が金属です。金属は錆びる力で酸素を奪います。だから、ありとあらゆる金属はアレルギーを引き起こす可能性を持っています。それが金属アレルギーです。アルミニウム中毒・鉛中毒・水銀中毒、このどれもがアレルギー症状の例です。

金属が直接人体に触れる機会が一番多いのは、歯の治療です。歯の詰め物に使われるアマルガム（合金）は微量の水銀を使っていて、少しずつ溶け出すので、リンパ球過剰の人はこれがきっかけになってアレルギーを引き起こすこともよくあります。だから、最近ではアマルガムをあまり使わない傾向にある様です。それから、歯に被せるのにも、金属を使います。これもアレルギーを起こす刺激になることがあります。

しかし、私の経験では、歯科医師にはアレルギーに関する意識が高い人が多い様です。問題があると言えば、積極的に治療材料を取り替えてくれる医師も沢山いますから、原因不明のアレルギーが出た時には、歯の詰め物・被せものがアレルゲン（アレルギーの原因物質）になっていないかどうかを確かめた方が良いでしょう。

←安保徹  著「免疫革命」の「第三章 薬に頼らずアトピーを治す」からご紹介させて頂きました。

☆あのちゃんの歌の歌詞に「この世はゾンビであふれてる」とありますが、まさに「この世は有害物質であふれてる」状態です。

アトピーの方は各個人毎に、アレルギー反応を引き起こす原因物質や状況が違いますから、アレルギー反応が出た日や前日の飲食物や行動記録をメモしておく必要があります。

食べ物や飲み物・新しく身に付けた衣類・日常とは異なった場所・過密状態の場所・長時間のドライブ等、自分自身のアトピーの原因になりそうなものを絞り込んでいきます。

今後、安保先生の本では「シックハウス症候群」「難治アトピー」「ステロイド」等のテーマでアトピー性皮膚炎の原因と対処方法が探究されて行きます😆👍❤️