発ガンの本当のメカニズム2
また、免疫不全の場合も、発ガンしやすくなる要因となります。免疫不全には、先天的な免疫不全もあれば、後天的な免疫不全もありますが、免疫不全の状態が数年から十年続くと、大抵殆ど例外なく発ガンします。これはどういうことでしょうか?
詳しくは第五章で説明しますが、私達の身体は正常な状態では、進化から見て古い免疫系が内部異常をしっかり監視していて、ガン細胞の様な異常な細胞が発現すると、それをリンパ球で抑えます。つまり、内部に向かっての防御態勢が常時整っています。
ところが、免疫不全状態が長く続いていると、ストレス等の要因で顆粒球が増えて上皮細胞のガン化が促され、発ガンの兆しがあった時、ガン化した細胞を殺すリンパ球が足りない、弱いというパターンになってしまいます。その結果としてガンの発症を許してしまうのです。
今までずっと、ガンの原因というのは殆ど判らないと言われていました。体質的に遺伝子異常が背景にあるのではないかとか、あるいは発ガン物質が外から長年にわたって刺激を与えているのが原因だろうと考えられていました。
しかし、そのどちらも発ガンの真のメカニズムを捉えていないから、抜本的な治療法が見つかりませんでした。
それで、結局、ガンは悪いものだから、とにかくそれを叩いておこうという治療しか思いつかなかったわけです。とにかくガンを取り除くか小さくする、それが一番だと単純に考えたのです。
この考え方で行けば、一番手っ取り早いのは手術です。手術でガンになっている部分を取り去ってしまうという治療です。次に行われるのが化学的治療、つまり抗ガン剤です。それから放射線治療があります。これらは、いわゆるガンの三大療法と言われているものです。確かに、この三つには、ガンを小さくする力はあります。
しかし、ガンを小さくした所で、それが真の治癒への道なのでしょうか?そもそも、なぜガンが発現してきたか、その背景を解決していないのですから、今出来ているガンを取り去ったり小さくさたりした所で、本質的な改善はなされていないも同然です。
また、後で詳しく説明しますが、これらの三大療法はどれも、免疫系を徹底的に抑えてしまう所に、大きな問題があります。免疫力という、身体を守り、治癒へ向かわせる力を抑えてしまうのです。すると、例え一時的にガンが小さくなったりしても、再発した時に、今度は戦う力が無くなってしまうのです。
←新潟大学大学院 医学部教授 安保 徹 著書「免疫革命」の「第二章 もうガンも怖くない」からご紹介させて頂きました。
☆上記の「私達の身体は正常な状態では、進化から見て古い免疫系が内部異常をしっかり監視していて、ガン細胞の様な異常な細胞が発現すると、それをリンパ球で抑えます。つまり、内側に向かっての防御態勢が常時整っています」という箇所に着目しました。
私は、子供時代はアレルギー体質で蕁麻疹などに悩まされましたが、安保先生の本によるとこれはリンパ球増多体質で長生きタイプとのことです。
そう言えば、私の祖父母や両親や親戚の叔父・叔母や従兄弟に至るまで、ガンになったという話は聞いたことがありません。
これもリンパ球増多体質のお陰かも知れません😆👍❤️
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