食べることの大切さ!
食べ物を摂取することは、反射的に必ず消化管の動きを促して、腸管の常在細菌層を刺激します。何かを食べて消化管を動かすということが、一番手っ取り早く副交感神経を活性化する方法です。
なぜなら消化管は、副交感神経に直接つながっている最大の臓器だからです。
消化管というのは、口から肛門まで一つながりになっていて、人間の内臓の殆どを占めるほどです。これ程の巨大な副交感神経支配の臓器は他にはありません。
となれば、食事がいかに大切かがわかってくるのではないでしょうか。
実際、ガンの患者さんの場合、免疫活性療法で効果を上げられるかどうかは、食事がある程度きちんと取れるかどうかにかかっています。
ガン患者の場合は、交感神経過剰優位の体質を改善するのに、ぜひとも副交感神経を活性化したいケースが沢山あります。
となると、食事が取れるかどうかということは、非常に重大です。抗ガン剤治療や手術で体力が落ちてしまっている患者さんでも、ある程度自分で食事が取れれば、回復の可能性が見えて来ます。
勿論、食事の内容、何を食べるのかということも重要です。
最近、日本人にも成人病の患者が増えていて、その原因の一つに食事の西洋化が上げられています。先日「自然食ニュース」という小冊子の記事に、ある栄養学の先生が興味深い考察を書いていました。
「日本人は数千年の間、米と魚を主体とした食事に適応して来たのだから、急に白人のまねをして肉や牛乳や卵の多い食事に変えると、身体がついて行かなくて様々な破綻を起こすのではないか」と述べていました。納得出来る意見だと思います。
日本人には日本人の適応・進化の長い歴史があります。突然全く異なるタイプの食事を取れば、それが身体に負担をかけることはあるはずです。
実際、ガンの患者さんで回復を目指す人、回復を遂げた人の多くが、玄米食や伝統食に回帰した食事を選択しています。
←新潟大学大学院 医学部教授 安保 徹 著書「免疫革命」の「第六章 健康も病気も、すべて生き方にかかっている」からご紹介させて頂きました。
☆ご参考までに、身体の酸化(老化)を防ぐ食材としては、次の様な食材があります。
トマト・ニンジン・キャベツ・カリフラワー・ブロッコリー・ほうれん草・レタス・イチゴ・プラム・ブルーベリー・ナッツ類・生姜・わさび・ニンニク・鮭
その他(香辛料・カレー粉・ウコン・ターメリック・カカオ・コーヒー・緑茶)
医学博士 脳科学専門医 山嶋哲盛 著書「認知症が嫌なら油を変えよう!」から抜粋させて頂きました。
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