認知症を予防するには肥満を避ける!
メタボリック・シンドローム(単にメタボとも言う)とは、内臓脂肪型肥満(腹部肥満)・高血圧・高脂血症・高血糖のうち2つ以上を合併した状態を指します。これら4つは「死の四重奏」とも言われていますので、まずは生活習慣病を絶つことです。
毎日の食事で余分に摂った炭水化物や油脂は、肝臓で中性脂肪に変換されますが、肥満とはこの中性脂肪が皮下や内臓周囲に過剰に蓄積した状態です。
脂肪組織に蓄えきれない中性脂肪は、脂肪酸(遊離脂肪酸)に分解されて血中に放出されます。
この遊離脂肪酸は、適量であれば心臓や骨格筋のエネルギー源として利用されますが、多過ぎると細胞そのものを破壊してしまいます。
ことにマーガリンやマヨネーズ、ショートニングに多く含まれているトランス脂肪酸が危険です。
脳はトランス脂肪酸のダメージを受けやすいのです。
また、肉の主成分である飽和脂肪酸が細胞内でエネルギーに変換される際は、特に活性酸素が多く出ます。
その結果、ブドウ糖を有効に使い、血糖値を下げる効果があるインスリンを分泌する膵臓は変性を繰り返し、次第に機能不全となって行きます。
つまり、遊離脂肪酸は量が多過ぎると糖尿病をはじめ、心肥大や肝機能障害等を引き起こすのです。
←医学博士・脳科学専門医 山嶋 哲盛 著書「認知症が嫌なら油を変えよう」からご紹介させて頂きました。
☆今回から新たに山嶋哲盛先生の書かれた著書を元に「認知症」の予防についてご紹介したい思います。
山嶋先生の略歴は次の通りです。
1975年金沢大学医学部卒業。
1979年金沢大学大学院医学系研究科終了。
1985年金沢大学医学部附属病院医局長。
1990年金沢大学医学部助教授。
2014年当該著書出版当時、金沢大学大学院医薬保健学総合研究科・再生脳外科科長。
「海馬と高次脳機能学会」会長。
専門分野では、英文論文190篇と和文論文70篇を著し、神経細胞死の原因として「カルパイン―カテプシン仮説」を提唱。
アルツハイマー病の主因がサラダ油からできるヒドロキシノネナールであることを発見し、国際ジャーナルの表紙絵に採用される等注目されている。
この山嶋先生の本を入手した8年前から、私はスーパーマーケット等での食品購入の際には「原材料名」をよく確認して、「サラダ油」「植物油脂」「マーガリン」「ショートニング」等が使用されているものは、一切買わないようにしています。
特にインスタント食品・ファストフード等はジャンク(がらくた)フードと言われる位ですから、危険が一杯です。
市販の弁当やサンドイッチも危険が一杯。
パン類は「蒸しパン」だけがマーガリン・ショートニングが使われていないのでOK、後はOUTです。
お陰様で元気はつらつ、肌の色もツヤツヤしております😉👍🎶
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。