有名人姓名判断のブログ

今話題の有名人の運勢を古神道由来の数霊術姓名判断にて占ってみたいと思います。

〝生きがい〝を持つことで自然治癒力は高められる!


ある会合で漢方医学界の大御所である矢数道明先生にお会いしました。矢数先生は私の最も敬愛する先達のお一人ですが、この時こんな風に声をかけて下さったのです。

「やあ、いつもお書きになったものを拝見しています。いつも勉強させて頂いていますよ」

矢数先生はこんな風にいつも優しい方です。これが先生の生来のものなのか、一つの道を極めた人に共通するものなのか、あるいは90歳を過ぎてなおかくしゃくとしている人は皆こうなるのかわかりませんが、とにかくこの日は敬愛する先生にこの一言を頂いただけでも「ああ、この会に出席して良かった」と思いました。そして私のあちこちに書いた拙文を読んでいて下さったのかと本当に大きな喜びを感じました。これこそ生きる充実感です。

こういった〝生きる喜び〝がなければ人間は生きて行くことが出来ません。そして私達にこの喜びを与えてくれるのが〝生きがい〝なのです。元津田塾大学教授で、生きがいの研究でも知られている神谷恵美子さんが、その著書「生きがいについて」の中でこんなことを書いていらっしゃいます。

「本当に生きているという感じを持つためには、生の流れは余りになめらかであるよりはそこに多少の抵抗感が必要であった。従って生きるのに努力を要する時間、生きるのが苦しい時間の方がかえって生存充実感を強めることが少なくない。但しその際、時間は未来に向かって開かれていなくてはならない。言い換えれば人は自分が何かに向かって前進していると感じられる時にのみ、その努力や苦しみをも目標への道程として、生命の発展の感じとして受け止めるのである」

私は、人間は本来孤独で悲しいものだと思っています。そしてその孤独感や悲しみを土台として、未来に向かって行くための〝生きがい〝というものを築いて行くのです。言い換えれば、その生きがいによって感じた喜びが、未来に向かって行く原動力になるのです。

←帯津良一博士著書「自然治癒力」


この〝生きがい〝ということでは忘れられない思い出があります。

長女の結婚式に大学時代の恩師(某国立大学教育学部の女性教授)に主賓として出席して頂きました。この教授はその県内では「教育界のドン」と呼ばれていて先生方の人事権を持つ影の権力者と聞いていました。長女はその先生のゼミでお世話になり長女の指導教授でした。

その先生の主賓席にお酒を持ってご挨拶に伺うと先生は開口一番「こんなに素晴らしいお嬢さん達をどのようにしてお育てになられたのですか」と尋ねられました。三女も同じ大学の教育学部でその指導教授にお世話になりました。その大学では、長女は体操部で三女は水泳部でキャプテンとして全国大会に出場しました。三女はその大学の卒業式では教育学部の卒業生総代になりました。

私は「いやぁ、どうしてでしょうか」等とどぎまぎして答えました。しかし内心では娘達のことを褒められて有頂天になってしまいました。4人の子供達への教育は何も特別なことはしていません。しかし、家庭教師を付けたり塾へ通わせたこともありませんし、むしろ「家では勉強しないでお母さんの手伝いをしなさい。勉強は授業中に先生の目を見て全部暗記して来なさい」と厳しいことを言っていました。そして中学入学時に「これから高校を卒業するまで6年間何か一つ部活をやり続けなさい」「高校に入ったら部活が休みの時はコンビニでアルバイトして自分の携帯料金は自分で払いなさい」「高校・大学受験は自分で決めてチャレンジしなさい」等と申し渡しました。

今まで子供達から進学・就職・結婚について相談を受けたことは一度もありません。薩摩の「泣こよかひっ飛べ」精神です。「ぐずぐず考えている暇があったらまず行動しろ」ということです。

今では子供や孫達の活躍が〝生きがい〝になっています。