ただ問題は、この療法は保険が効きませんから費用が掛かることです。私共の所では希望者に毎週水・金曜日に予約してもらって行っています。保険の制度がもっと変わってこなければいけないでしょう。その患者さん達は週１～２回のアロマテラピーを、子供達が遠足に行く前の日のように楽しみにしているのですから、薬のように定量化・数量化出来なくても、明らかに患者さんの心の状態を良くしてくれるものなのです。だからどんどん広まってくれればと思っています。「匂い」と「マッサージ」と更に「音楽」を組み合わせることで、より効果が高くなって行きます。

「代替療法」としては、インドのアーユルヴェーダも注目されています。これなどまさに場のゆがみを正して自然治癒力を上げるものです。ただアーユルヴェーダの場合は手間・人手が掛かるものですから、やはり費用の点で問題があります。

このように、今先祖返りのように古代インド医学、古代中国医学など伝統医学にみんなの目が向いてきた所です。勿論ただの先祖返りでは、今までの西洋医学の進歩がどこかに消えてしまいますから、その成果はちゃんと戴いて行かなくてはいけませんが、これら伝統医学から学べる所は、全て西洋医学にはない生命場のポテンシャルを上げるという方法です。科学的に検証されていなくても、効果のあるものは認めるという柔軟な姿勢がこれからの医学に求められていらようです。

←帯津良一博士著書「自然治癒力」から抜粋

私がよく散歩に行く森林公園の広場でもコロナ禍以前は、インドのヨガや中国の気功などを多くの人が集団でやっていました。ヨガ等は一人の若い指導者を中心に何十人もの女性がその回りを取り囲んで座り瞑想していました。長年一人で座禅の呼吸法により健康維持をしてきた私から見れば「何も集団でやらなくても」と違和感を感じます。

これがその集団指導者から高額な奉納金を請求されたり、1人→3人→9人のマルチまがいの新人勧誘を強要されたりすると要注意です。マルチまがいと言えば、最近でも海外投資話や仮想通貨投資話で数千億円単位の被害が出ています。世の中には隙あらば年率10%等という法外な儲け話でうぶな投資家を狙う投資詐欺のプロはたくさんいます。

予防方法はただ一つ。「そんなに儲かっているなら、投資先からあなたの通帳に振り込まれたお金の記録を見せて下さい」と言えばよいのです。

昔から財産を守るには「黄金三分割」と言われています。現金1/3（隠し場所も三分割）・金の延べ棒1/3（戦時に強いが隠し場所も三分割）・債券投資1/3（国債等）等が良いと言われています。