気功の基本は呼吸・心・姿勢!
調息・調心・調身。これが気功の基本となる三要素です。これは簡単に言えば「呼吸」「心」「姿勢」ということで、これらが整えば正しい気功法を身に付けることが出来ると言われています。他人を吹き飛ばすような気功の場合には、熟練を要しそれぞれに向き不向きもあるでしょうが、体の内面を変えるための気功なら誰でも習得することが出来るのです。
しかしそもそもちゃんとした呼吸をするには姿勢を正しく、心から雑念を取り除かなくてはならないというように、三つの要素は互いに密接に関連しあっており、ばらばらに切り離して考えることはできません。
気功が様々な流派に分かれる過程において、三要素のうちのどれか一つに着目し、それにウエイトをおいた気功も出てきました。呼吸や心についてはあまりうるさく言わないけれど、姿勢についてはうるさいといった流派もあるのです。それでも他の二つを全く無視している訳ではないので、やはり気功は三要素のバランスの上に成り立つものだと認識しておいた方がいいでしょう。
←帯津良一博士著書「自然治癒力」から抜粋
コロナ禍の前までは近くの公園に散歩に行きますと、大きな輪になって気功の練習をしているグループがあり、気功が流行っているんだなという認識がありました。しかし私は集団になって何かをしたり、先生について何かを習うということが苦手なタイプなので、気功については余り関心は持ちませんでした。
それよりも気になったのは、広大な公園を散歩している方々の姿勢です。大抵の方の背中が前屈みになっているのです。仕方のないことかも知れませんが高齢の方ほど前屈みになっています。しかしまれにではありますが、かなり高齢の方でも背筋をピンと伸ばしてさっそうと歩いている方もいらっしゃいます。
私は長年、少林寺拳法の型の練習をしていますので、背筋をピンと伸ばさないと形になりません。それで散歩する時も背筋を伸ばして歩くことだけは常に意識しています。前を向いて背筋を伸ばし堂々と歩くと対向者は避けてくれますので、都会では防犯上好都合です。
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