有名人姓名判断のブログ

今話題の有名人の運勢を古神道由来の数霊術姓名判断にて占ってみたいと思います。

気功によって重病が治ってしまう不思議!


私の病院には、患者が自由に参加できる「気功道場」というものがあり、原則として無料で開放しています。これまで自然治癒力を高めるとは「気」を正しい秩序に並べることだというお話をして来ましたが、気功とはそのための最も直接的な方法であると考えているのです。

これは中国医学を取り入れたものですが、但し現代の科学によって証明されているわけではありません。西洋医学の世界では、認める人よりも認めない人の方が圧倒的に多いのです。

私自身、気功を科学的に説明しろと言われたら答えに窮してしまいます。しかし現実には気功は中国4000年の歴史の中で病気の治療に効果を発揮しており、その事実だけは否定することが出来ません。

例えば前にもお話しした上海の「がんクラブ」は、早朝の公園でいつも顔を合わせる郭林新気功のメンバーが中心となって出来た会だと聞いています。会長の袁正平氏は、31歳の時に悪性リンパ腫を発症したそうですが、5年間に渡って化学療法と同時にこの郭林新気功を行って病気を克服したという経歴の持ち主です。大変健康で、この上海「がんクラブ」の会長として積極的に活動されています。

勿論この袁氏の例だけを取り上げて、この郭林新気功ががんを消すということまでは言っていません。実際袁氏も当時を振り返って「同じ治療を受けている人の中でも、治療に積極的な人とそうでない人では、効果に大きな隔たりがあった」と述べていらっしゃいます。二章でもお話しした通り、病気を克服するためには気持ちの問題が大きいということは言うまでもありません。

しかし「気」の持つエネルギーが、人体の生命場に影響を与えるということは、最近の色々な実験で分かってきています。つまり気功が我々の生命場の秩序を回復してくれるということは言えるように思うのです。

←帯津良一博士著書「自然治癒力」から抜粋


帯津先生が最後の方に記述されている「病気を克服するためには気持ちの問題が大きい」という点は私の重病体験からも、まさにその通りだと思います。

私は東京の大学1年の終わりに肺結核に感染して、全治2年の診断を受けて休学して故郷鹿児島に帰り、結核専門療養所に入院しました。入院して驚いたのは別棟の重症病棟には10年20年の長期入院患者が多数いたことです。

入院して最初の頃は我が身の不遇を嘆き、治療薬を飲むのも余り気が進みませんでした。しかし入院時に持ち込んだ一休禅師の本を読んでからガ~ンと頭を殴られたような気がしました。「病気の時は病人になるがよろし」で、病気になったらジタバタせずに腹を決めて徹底的に治療に専念せよ。また「悩める時は虚空に飛び出し我を見よ」で、ウジウジ悩んでいる暇があったら、地上で悩んでいる円の中から飛び出して遥か上空から地上の自分を見てみると、何とちっぽけなことで悩んでいる自分であることよ。

これで目の覚めた私は、それ以来感謝して薬を飲むことを徹底して4ヵ月で退院出来たのです。まさに「病気を克服するためには気持ちの問題」です。