気功は生活の中に取り入れるのが一番2
さらに気功は楽しみながらやることが大切です。気功は人と競争したり、技術を向上させたりするものではありませんし、筋肉や運動神経を鍛えるものでもありません。楽しいと感じられなければ毎日続けることは出来ませんし、却ってストレスを溜め込んでしまうことになります。「継続は力なり」といいますが、それを意識し過ぎると逆効果になってしまうのです。
朝起きて歯を磨いたり顔を洗ったりすることは、日常生活では当たり前で、しかもそれにはさっぱりする、目が覚めるという快感が伴います。それと同じように「当たり前のこと」として少しずつでも毎日気功を続けていると、全身から力がフッと抜けていく感覚を味わうことができるようになります。そうなると気功は益々楽しいもの、生活に欠かせないものとなるでしょう。
少し前に自分の力で健康を保持すること、自然治癒力を高めることを課題とした国際的な学会が開催されました。西洋からは自律神経の訓練法、日本からは禅というように様々な報告がなされたわけですが、その中では気功が最も手軽にできる方法だと感じました。
勿論プロの気功師になるためには厳しい訓練を受けなくてはなりませんが、気功を自然治癒力とからめて普段の健康維持を目的とした、ものと捉えるならば、あまり修行だ訓練だという意識は持たない方がいいでしょう。苦しんで到達するものといった考えは持たず、ちょっと散歩するような気持ちでやる。しかもコツコツと止めないで続ける。
そして何年か経って気が付いたら、結構高い境地に達していたというのが望ましい姿だと私は思うのです。
←帯津良一博士著書「自然治癒力」から抜粋
帯津先生が「楽しみながらやること」とおっしゃられるように、これは何事も継続するための必要条件です。
私は「マイペース座禅」を自ら考案して、もう何十年も続けています。毎朝、お気に入りの坂本龍一のCDを静かに流しながらマイペースで座禅をしています。もう何十年も医者いらず薬いらずの健康体なのは、この座禅の数息感のお陰です。「ヒト~」で鼻から息を長く静かに吐き出し「ツ」で静かに吸い「フタ~」で吐き出し「ツ」で吸う、これを十まで数えてはまたヒト~ツから繰り返す呼吸法です。
おっと、時間です。今日は顧問をしている新橋の不動産会社の会長から「久しぶりに顔を見たいね」と呼び出しを受けているので、5月以来の出社です。
今日はあと2回投稿できますでしょうか?
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