気功を始める目的として人それぞれ「自然治癒力を高めたいから」とか「長生きしたい」あるいは「健康を保ちたい」ということがあるでしょう。そう言う意志を持ち続けることは大切です。しかし一度「練功」（練功一八法は中国の三大健康法の一つ）に入ったら、そのような目的意識はさらりと払い去って集中しなければなりません。

私達の体を構成しているのは目に見える臓器だけではなく、それらの間にある空間も含めて「気場」というものが大きく関わっていることは既に述べました。また臓器とその空間に存在するものは生命ですから、この気場は言い換えれば「生命場」ということも出来ます。

この生命場は個体としての人間の内部に閉ざされたものではありません。その周囲の空間と繋がり、他の人と繋がり、さらに大自然の空間と繋がり、宇宙の空間と繋がり、果てはこの宇宙を生ぜしめた永遠の虚空の空間へと繋がっています。ちょっと話が大きくなって行くようですが、言ってみれば気功の最終目的は、この私達の小さな生命場と永遠の生命を宿す虚空の生命場との一体感を得る所にあると言ってもいいでしょう。

←帯津良一博士著書「自然治癒力」から抜粋

帯津先生の「この生命場はその周囲の空間と繋がり、他の人と繋がり、さらに大自然の空間と繋がり、宇宙の空間と繋がり、はてはこの宇宙を生ぜしめた永遠の虚空へと繋がっています」という記述は、まさにその通りだと感じています。

私は小さい頃変なことばかり口走るので、母親が心配になり近所の霊媒師のお婆さんに診てもらうと「大丈夫、この子は源氏の武将の霊が守ってくれているから安心しなさい」と言われたとのことでした。

大きくなるにつれて様々な霊的体験を通して確かに霊感が強いなと感じるようになりました。長女や次女が結婚してから、二人続けて内臓の軽い手術を受けたことがありました。二人とも初めての内臓手術であり心配して相談の電話をくれました。私は「大丈夫だよ、手術が上手く行くように時間を合わせてお祈りしよう」と提案して、我が家のご先祖様が眠る故郷に向かって同時刻にお祈りしました。すると二人とも「お父さん有難う、これで安心して手術が受けられるわ」と感謝の電話をくれました。手術は二人とも大成功でさらに感謝され、娘達と魂と魂のふれあいが出来ました。

私は死ぬことが少しも怖くありません。何故なら私の魂は死後も霊魂となって広い宇宙空間に漂い、子供や孫達が困った時にはいつでも助けに行けると信じているからです。これがまさに「霊魂不滅の法則」です。