有名人姓名判断のブログ

今話題の有名人の運勢を古神道由来の数霊術姓名判断にて占ってみたいと思います。

外来抗原向け免疫系!




免疫細胞の進化・多様化は生物そのものの進化と関わっています。生物が水棲から陸棲になると、T細胞やB細胞と言った進化したリンパ球を育てる胸腺や骨髄という器官が出来ました。この胸腺が出来て初めて、生物の体に外来抗原を集中して認識するシステムが出来たのではないかと私は考えています。

陸に上がったことにより、生物が出合う抗原の種類が格段に増えました。というのも水中よりも空気中の方が抗原になる物質が明らかに多いからです。さらに空気中を動き回ることにより、体を傷付ける機会も水中にいた時より格段に多くなりました。となると外来抗原向けのシステムを大きく発展させる必要があったのです。それで胸腺が発達して来ました。

それから陸棲になった事に伴う代謝エネルギーの増大も、免疫系の進化を大きく促しました。水から酸素を取る世界から、空気から酸素を取る世界に変わったことによって、取り入れる酸素の量が一気に増えました。酸素が増えたから、使えるエネルギーも増え、前よりも活発に動き回るようになり、重力対応も出来るようになりとありとあらゆる生体活動のスケールが大きくなりました。

空気中の酸素を使うようになって、動脈血の酸素濃度は大体5倍にはね上がりました。水には1%の酸素が溶けています。ところが空気中は20%です。身の回りを取り囲む酸素の量が20倍になったのです。でも血液の中までは20倍にはならず、5倍になりました。それでも取り込むエネルギーが5倍になった事で代謝が亢進して、その結果運動量も飛躍的に増加しました。その結果、抗原にさらされる機会もますます増えた訳です。そこで生物は、外来抗原向けの免疫システムを上乗せして生き延びたのです。

←安保徹先生著書「免疫革命」から抜粋


生物の上陸と共に進化した胸腺のお陰で、私達人類は外来抗原向けのシステムを大きく発展させることが出来ました。さらに陸上で空気中の酸素を使うようになり、動脈血の酸素濃度も5倍にはね上がり、取り込むエネルギーも5倍になりました。運動量が飛躍的に増加した結果、抗原にさらされる機会も増えた訳ですが、私達人類は外来抗原向け免疫システムを上乗せして生き延びることが出来ました。

しかし今回の2年も続く新型コロナ感染症の大流行は、私達人類に何を気付かせようとしているのでしょうか?

地球温暖化によりシベリアでは永久凍土が溶け出して、マンモスの骨と共に冷凍保存状態であった未知の細菌やウイルス等が出現している可能性があると主張する学者もいる様です。

私達も地球温暖化防止のために、まず身の回りの出来ることから一人ひとりが努力する時期に来ていると思います。