有名人姓名判断のブログ

今話題の有名人の運勢を古神道由来の数霊術姓名判断にて占ってみたいと思います。

MHC(主要組織適合抗原)にも新旧の由来がある


さらに面白いことに、MHCにも進化で個人間での多様化の進んだ新しいMHCと、進化の進んでいない古いMHCがあるのです。前に、進化したT細胞・B細胞は胸腺と骨髄で造られて、リンパ節と脾臓にあり、NK細胞や胸腺外分化T細胞等の古いリンパ球は腸管と肝臓と外分泌腺、あと子宮に存在していると述べました。MHCも新しい物と古い物が同じ様に分布しているのです。

3000万年前に進化し多様化したMHCだけでは無くて、進化・多様化に取り残された古いMHCも私達の身体に残っています。これは分かってからまだ15年しか経っていない大変新しい発見です。そしてその発現場所が腸管と肝臓と外分泌腺と子宮なのです。

となると私達ヒトの身体というのは、元をただせばそもそもアメーバのマクロファージから進化して来た訳ですが、その過程でリンパ球が進化しただけでは無くて、抗原を提示するタンパク質、MHCの進化も並行して起こって来たという仮説が立てられます。だからこそ進化に取り残された臓器には今でもそう言う古いリンパ球が残っていて、古いMHCに入った抗原を認識しているのでしょう。一方で新しいリンパ球は新しいMHCに入った抗原を認識しています。こうしてタンパク質分子のレベルでも、内部監視と外来抗原対策の二つに役割を分けているのです。

←安保徹先生著書「免疫革命」から抜粋


ここで以前ご紹介したMHC(主要組織適合抗原)の働きを確認しておきます。

「初めて侵入して来た抗原(ウイルス等)に対しては、マクロファージが自分の持っているタンパク分子(MHCと言いますがこれは後程説明します)の溝に抗原を入れて抗原を提示し、これをヘルパーT細胞というリンパ球が認識し、B細胞に伝えます。するとB細胞がクローンを増やして抗体を出し抗原と戦いますが、戦いが終わった後そのB細胞の一部は抗原を記憶して休みます。ですから一度対決している抗原が相手なら、その抗原を記憶して休んでいるリンパ球が既にあるので、2回目に入って来た時は大変な数のクローンがあっという間に出来て駆け付けることになり、もう殆ど病気を起こさないうちにその炎症を止めてしまいます。殆どの抗原に対して、免疫はこの仕組みで働いています」

つまりコロナ禍の現在は、進化で個人間での多様化の進んだ新しいMHC(進化したT細胞やB細胞)が私達の体内で新型コロナウイルス等の侵入外敵と日夜戦っている訳です。

このMHCの多様化は3000万年前に始まっと言われていますから、私達ヒトの創造主様の世界は本当に摩訶不思議です。

そんなMHCが日夜必死にコロナウイルスと戦っているのに、悶々と悩んだりして自ら免疫力を低下させている方はいませんか?

悩み事→交感神経が過度に緊張→血流が悪くなる→リンパ球が少なくなる→免疫力低下→病気発症というパターンです。

何かウキウキワクワクするような事を考えて今日も楽しく過ごしましょう😃💕