天罰にあたいする者!
賢い人は、人々を正しく教育するのが天職であるのに、自分の長所を振り回して、人々の弱点を突っつくことが多い。
富んだ人は、人々の困窮を救うのが天職であるのに、自分の富をかさにきて、人々を押さえつけることが多い。
こうした連中こそ、天罰を受けるべきではないか。
←洪 自誠 著「菜根譚」からご紹介させて頂きました。
☆「自分の富をかさにきて、人々を押さえつけることが多い」という箇所に着目しました。
この春の統一地方選挙が近づいてきました。皆様のお住まいの都道府県や市町村の建設業界には、その地方の首長等と結託して公共事業の競争入札を裏で取り仕切るいわゆる「談合の仕切り役=地域ボス」と言われる人間がいます。
皆様の納めた尊い税金を裏で密かに蝕む悪い奴らです。時々、利益配分を巡って内輪揉めして刑事事件として新聞沙汰になりますが、そんなのはほんの氷山の一角です。
私が信越地方の建設会社の社長に就任早々、その談合の実態を知ることになりました。県や市の指名業者になっていましたので、落札可能性のある競争入札案件には積極的に入札しようと意気込んでいました。すると当社のオーナー会長から呼ばれて「◯◯君、少しは建設業界のことを勉強してくれ」と言われて、当社下請け会社のベテラン社長を紹介されました。
その下請け社長は「今回の落札業者はもうすでに決まっているのですよ。どうしても入札に参加したいのならある方に会って下さい」と言って地域ボスの会社に私を同伴しました。私がどうしても引かないので、地域ボスからはある提案がありました。今回の入札に関しては私達は入札参加を見送る代わりに、私の会社とその下請け会社は今回の落札業者からその落札仕事の一部がもらえることになりました。
後日、その地域ボスの自宅に当社下請け会社の社長に連れられて、落札仕事の一部下請け受注の御礼に伺いました。一通りの挨拶が終わると私は下請け会社社長から教えられた通りに◯◯◯万円の古い札束の入った封筒を応接セットの机の下に置きました。下請け会社社長も当社より倍くらい分厚い封筒を机の下に置きました。するとその地域ボスが「おい!お茶のお替わり」と大きな声で叫ぶと、奥さんが空盆を持ってきて机の下の札束封筒を載せて、何事もなかったかの様にしずしずと引き下がって行きました👀‼️
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