満腹してしまえば、食物のうまい、まずいにはなんの関心もなくなる。

情事も終わってしまえば、欲望は消え去ってしまう。

誘惑に動かされそうになった時は、常にことが終わった後の味気なさを思い浮かべよ。

それによって自己の本心を見失わずに済むだろう。

←洪  自誠  著「菜根譚」からご紹介させて頂きました。

☆「情事も終わってしまえば、欲望は消え去ってしまう」という箇所に着目致しました。

この「菜根譚」は中国明の時代（日本で言えば江戸時代中期）に儒教・仏教・道教思想を中心にして男目線で書かれています。現代は男女平等ですから、女性に優しい目線で考えるとどうなりますでしょうか。

殿方はちょんの間の満足で終わりストレス解消になりますが、大抵の奥方は不満足でストレスが溜まります。育児に疲れ、家事に疲れた奥方は夜も満足させてもらえずに益々欲求不満になり、家庭不和の遠因となります。これが火山の地下マグマの如くブツブツと煮えたぎり、ある日突然大噴火するわけです。

この大噴火を予防するには「奥方を先に十分満足させてから自分も満足する」という奥方優先の方法に切り替える必要があります。そのヒントは中国古代王朝の皇帝が宮廷奥の院3000人の美女に対して採用していたという「接して漏らさずの秘技」に隠されています。

その詳細は「素女経」という本に「皇帝は自分の指先で、今宵の夜伽の相手10人の足の指一本一本から優しく・・・」等と書かれていますので、興味のある方はご一読下さい😆👍❤️