積極的であるということは、自分の「生活場」を高い秩序性へと導くことですから、それによって自然治癒力が高まります。その結果でこの乳がんの患者さんのように術後の経過がよくなるのです。一方、消極的な姿勢は決して思わしくありません。

また積極的であるということは、その治療法を信頼していることの表れです。薬や医者を信用することによって発揮されるプラシーボ効果がここでも出て来ます。医者が治ると信用し、患者さんが効果があると信用する治療法であれば、何らかの効果はあるのです。私自身、もう手を打ち尽くした患者さんに対しても、決して諦めません。サトイモの湿布等といった方法でも、効果があるのではと思われる治療法については、どんどん取り入れることにしています。そうすることによって、患者さんの方にも「また何か新しい治療をやってくれる」という希望が生まれ、わずかの間でもよくなることがあるのです。

ですから患者さんは色々な治療法を試してみて、その中のどれかが信用出来ると考えたのならば、積極的にその治療法に取り組むことを勧めます。それが病気を早く治すことに繋がったり、再発を予防することに繋がって行くのだと私は考えるのです。

←帯津良一博士著書「自然治癒力」から抜粋

高齢者に人気のある病院の待合室での女性同士の会話がある本に紹介されていました。「そう言えば最近Aさんの姿を見ないけど大丈夫かしら」「病気にでもなっていなければいいんだけど」・・・薬にばかり頼る薬漬けの消極的な生活は自らの免疫力を低下させるだけでウイルスの格好の餌食になります。ここはいち早く心身を鍛え直して細菌やウイルスに強い体質に変える努力が必要です。

「何事にも積極的になる」ということで言えば私の不動産営業のスタイルは「アポ無し突撃」です。もう何十年も不動産営業を中心に仕事をして来ましたが、一度もアポを取ったことはありません。ストレス無しで私中心のフリースタイルです。総資産100億円以上の商業ビルを保有する資産家にも気に入られて高級ゴルフセットを頂いたりして来ました。

ただ一つだけ必ず実行するのは商業ビル等の現地調査に行く時、最寄り駅から現地へ行く間に目星をつけていた不動産屋さんに、帰りは必ず3軒寄って来ることです。そのためには不動産屋の社長さんが興味を引く手作り資料を持参して話に引き込みます。これで飛び込んだ先の社長に気に入られて、都心部の商業ビルの売り方の元付けになり大金を稼いだこともあります。