「赤字沼からの脱出！」

社長になってからの1年間は、東京地裁でのパチンコ最大手との裁判へ月一東京出張とメインバンクとの面談に忙殺されました。

赤字経営も酷くなると毎月、メインバンク本店融資部から取引支店へ2名来て、社長の私と経理部長が呼び出されて、先月の目標数値に対する売上実態と今月の売上計画具体策の内容を徹底的に追及されます。まさに「針のむしろに座る」とはこのことです。

しかし、15年間大阪での経営相談の経験のある私は、銀行員の債権回収の冷酷さに負けぬように、いつも大きな声で討論をリードして経営再建プランを熱弁してスッキリ爽やかで社長のストレスを解消していました。

勿論、メインバンクとの月一面談に臨む時は、風水によるラッキーカラーの青のYシャツに青のネクタイと紺のスーツできめて臨みました。

すると、社長就任2年目には、隣県パチンコ店2店舗の従業員も含めた店舗賃貸先が決まり、大赤字の元凶であったパチンコ事業部の廃止により、経常黒字化が達成出来ました。これで本社所在地の元パチンコ店3店舗と隣県2店舗の5店舗の合計賃貸料が年間1億円超となり、ほぼそのまま賃貸収入となりますので、経常黒字化に大きく貢献しました。

社長の任期は一期2年ですので、なんとか就任一期目で経常黒字が達成出来てホッと安心しました。

決算役員会の後に株主総会が開かれ、株主の皆様からは拍手喝采を頂きました。株主総会が終わると会長の長男と三男の元社長二人が駆け寄って来て「◯◯さん有難う、感謝してます！」と目に涙を浮かべていました😉👍🎶